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NSW州上空を砂嵐が覆い、朝から黄色い空に

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QLD州南部からニュージーランドに伸びる砂の帯

 2月13日早朝からシドニー、イラワラ地域から州南西部傾斜地域にかけての上空を砂嵐が覆い、大気質の悪化と視界の悪化が重なったため、気象庁(BoM)は、「危険状態」と宣言した。この砂嵐のため、露天駐車の車の屋根や窓が細かい砂塵で覆われた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この砂塵は乾燥したNSW州西部で風に巻き上げられたもので、12日から13日にかけての強い北西の風のため、州北西部とQLD州南西部の州境あたりから南東に向けて長く伸びており、先端は13日中にはタスマン海を越えてニュージーランドにまで届くと予報されている。一方、NSW州では砂嵐も午後から次第に薄れ始めている。

 BoMによれば、12日午後にはキャンベラの地上の視界は約3km程度だったが、最西部では1kmほどに下がったところもある。BoMの予報官は、「この砂塵の濃度から言えば、シドニー地域では今夏2番目か3番目のひどさになった」と語っている。

 また、環境遺産局の大気質予報によれば、12日午後9時には大気質が「危険レベル」と宣言され、その後改善していない。「危険レベル」で、同局は、心肺疾患のある人は外出を避け、できるだけ屋内で過ごすよう呼びかけている。

 BoMでは、「ワガワガ北部が最悪状況だが、イラワラ地域のアルビオン・パークやケルンバ・グレンジなども大気質は危険状態と宣言された。

 リベリナ地域では、瞬間風速が70km/hに達し、ナランデラ付近でトラックを巻き込む軽い衝突事件が2件起きている。しかし、郡部消防局(RFS)のジェーソン・ウォール氏は、「グロングロンの北でトラック3台と乗用車1台を巻き込んだ交通事故が起きている。
■ソース
Dust shrouds Sydney as air quality readings in NSW reach ‘hazardous’ levels

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