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ベロニカ、ピルバラ地域に10年に一度の大災害も

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強力なサイクロン、WA州海岸に接近中

 WA州北西部ピルバラ地域の海岸にサイクロン・ベロニカが接近しており、豪雨と強風をもたらしている。気象庁(BoM)は、このサイクロンが上陸すれば10年に一度の大災害をもたらすと警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ベロニカの暴風圏はピルバラ海岸に上陸を始めているが、眼は上陸しない可能性がある。また、暴風圏の規模が大きく、しかも移動速度が遅いため、豪雨と強風が24時間以上続くことも考えられ、被害を大きくしかねない。

 ポート・ヘッドランドでは過去24時間に179mmの降水量があり、猛烈な風のため雨粒が横殴りに吹き付けている。

 BoMのステフ・ボンド主任予報官は、「今後24時間から36時間ほどの間に降水量も200mmから400mm、ところによっては500mmに達するものと予想される」と発表している。

 また、BoMのジェームズ・アシュリー州局長代理は、「このサイクロンの規模の大きさは移動速度が遅いからで、現在、眼はポート・ヘッドランドとカラサの中間地点、ウィッカムの北40kmほど沖合にある。非常にゆっくりとした速度で南下しており、カテゴリー3のサイクロンなので眼の周辺では風力も時速220kmになっている」と発表している。

 また、「暴風圏もダンピアからポート・ヘッドランドまでの地域に広がっており、破壊的な強風が長時間にわたって続くことになる。3月24日夜半まで続き、その頃から次第に勢力を弱め、25日も余波が続くことになる」と述べている。ただし、ベロニカはWA州沿岸に沿って南下し、眼はおそらく上陸しないだろうと述べている。

 この地域の幹線道路はすべてサイクロンが去り、被害状況を調べるまで閉鎖が続く見込み。
■ソース
Cyclone Veronica poses the biggest risk to the Pilbara in a decade, authorities warn

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