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気候温暖化で破壊的な大波が増える

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グリフィス大学などの研究チームが学術誌に発表

 グリフィス大学の研究者らが行った研究がNature Climate Changeに掲載され、現在の勢いで気候変動が進んだ場合、破壊的な大波が陸に打ち寄せることが多くなるとしている。

 また、今週末には大陸東海岸にごくまれな現象、かなりの高潮が起きることが予報されている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 また、気候変動によると破壊的な大波の増加は世界的にも大陸南部が大きな影響を受ける地域の一つと予測されている。

 研究チームは150種類のモデル・シミュレーションを用い、現在のままで気候温暖化が進んだ場合、21世紀の最後の20年には世界の海岸線の約半分が波浪で危機にさらされることになる、としている。

 このような波浪の変化は主として風力が増すこと、また、将来的には地域によっては海面の上昇でさらに悪化すると予想されている。

 また、地球上のかなり広い範囲で波の水面の最低と最高の平均的な距離が、1979年から2004年までのベースラインの5%から15%増大することが予想されている。また、波の間隔も5%から15%増大すると予測されている。その結果、波が岸や岸壁に打ち寄せる力が5%から15%強まることが予想される。

 そればかりでなく、波の方向も5度から15度ほど変化し、現在、岬その他の構造で外波から守られている入り江でも砂が移動したり、波が強く打ち寄せるようになることが予想されている。
■ソース
Warming climate to stir up more damaging waves as ‘rare event’ nears: research

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