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GDP成長率、世界金融危機以来の最低水準に

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景気指標から予想以上の不況もあり得た

 オーストラリア経済は、世界金融危機(GFC)の2009年以来の10年で最低の成長率を示しているが、最新の「景気指標」からは、経済がさらに予想をはるかに下回る水準になる可能性もあったと伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 景気指標は2019年第二四半期には0.9%低下しており、予想以上の悪結果になっている。また、賃金年上昇率が4.7%増大しており、過去2年間で最高の率になっている。

 一方、全産業総合の企業利益率は1年間に31.9%上昇しているが、鉱業部門を除けば2018年6月以来の企業利益率の上昇率は1.5%程度と低下している。

 ほとんどのエコノミストは、9月4日のGDP結果発表で2019年第二四半期の経済成長率は0.5%程度になると予想している。また、GDP年成長上昇率を1.4%程度と予想しており、これも2009年以来最低の水準になる。しかし、9月2日に統計局(ABS)が発表した景気指標ではもっと低い水準になる可能性もあったことが示されている。

 企業は鉱業部門だけが飛び抜けて経常利益が急成長しており、他の部門は伸び悩みと賃金上昇が重なっている。

 5月の連邦選挙でスコット・モリソン保守連合は「強力な経済」を看板にして政権を維持したが、現実には低調で鈍化の激しい状態に戻りつつある。
■ソース
GDP to hit slowest pace since financial crisis, amid weak ‘business indicators’

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