ゴールデン・グローブ主題歌賞受賞直後に
1月7日、シドニー・スーパードームのステージで公演したイギリスの人気歌手、エルトン・ジョンさんが、「ブッシュファイア復興のために100万ドルを寄付する」と発表し、会場総立ちの喝采を受けた。
1月5日(米西海岸時間帯)にカリフォルニア州ハリウッドで開かれた第77回ゴールデン・グローブ賞で、エルトン・ジョンさんはバーニー・トーピンさんとの共作が「主題歌賞」を受けた直後で2回連続の快挙となった。
ABC放送(電子版)が伝えた。
オーストラリアでも過去に例のない規模のブッシュファイアは今季だけでも日本の北海道の面積にわずかに及ばない程度の面積を焼いており、その悲惨さは世界中のニュースになっており、ゴールデン・グローブ賞の会場でも司会者や受賞者が口々にオーストラリアのブッシュファイアに言及していた。
ジョンさんは舞台でオーストラリアの消防士に畏敬の念を感じたと語り、「これは私の分だ」として、ブッシュファイア救済基金への寄付を発表したもの。
ジョンさんは、「家を守ろうとして命を落とした人々がいる。命も家も失ってしまった人もいる。また、野生動物たちの苦難がある。住み処を失った動物たちの数は前代未聞の規模であり、胸の痛むできごとだ」と語っている。
ジョンさんのオーストラリア初公演は1971年に遡り、今回も、「オーストラリア国民はこの困難に一致団結して立ち向かおう。オーストラリアで起きているこの事件には胸を痛めている。これは私の分であり、私がオーストラリアをどれほど愛しているか、その証しだ。家を失った人々にはできるだけ早く立ち直れるよう祈っている。オーストラリアにはもう一度感謝したい。神の加護を」と語った。
ジョンさんは、3年をかけた「Farewell Yellow Brick Road」ツアーの一部としてオーストラリアをツアーしている。
■ソース
Elton John closes Sydney show with $1 million donation to fire relief