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日本映画6作品がノミネート 11作品中、国・地域別で最多 第16回アジア太平洋映画賞

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ゴールドコーストで11月3日に受賞式

 オーストラリアのゴールドコーストで11月3日に受賞式が行われる第16回アジア太平洋映画賞(APSA)のノミネート作品がこのほど、発表された。各賞にノミネートされた合計11作品のうち、日本映画は6作品と国・地域別で最多となった。

『悪は存在しない』(Photo: Asia Pacific Screen Awards)

 濱口竜介監督の『悪は存在しない』。コロナ禍の補助金によるグランピング場の建設に揺れる長野県の山村を描き、ベネチア国際映画賞で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞した。APSAでは最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀撮影賞の4部門にノミネートされた。濱口監督はこれまでも『ドライブ・マイ・カー』で最優秀作品賞(21年)、『ハッピーアワー』で最優秀脚本賞(16年)を受賞している。

役所広司(左)主演の『PERFECT DAYS』(Photo: Asia Pacific Screen Awards)

 『パリ、テキサス』、『ベルリン・天使の詩』などで知られるヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の『PERFECT DAYS』。最優秀作品賞、最優秀演技賞の2部門にノミネート。トイレ清掃員として働く主人公(役所)の日常を描いたヒューマン・ドラマ。石川さゆり、三浦友和の豪華共演陣も花を添える。

『怪物』(Photo: Asia Pacific Screen Awards)

 『万引き家族』で18年のAPSA最優秀作品賞を受賞した是枝裕和監督の『怪物』は、最優秀青少年向け作品賞にノミネート。郊外の町の学校で起きたケンカをきっかけに子どもたちが姿を消した…。登場人物たちはカギを握る「怪物」を探すのだが。故・坂本龍一氏が音楽を手がけた。





『THE FIRST SLAM DUNK』(Photo: Asia Pacific Screen Awards)

 最優秀アニメーション賞には、日本の話題作2本がノミネート。『THE FIRST SLAM DUNK』(井上雄彦監督)は、人気バスケットボール漫画『スラムダンク』の連載終了から四半世紀を経てアニメ映画化された新作。中国で記録的な興行成績を収めるなど海外でも高く評価されている。

『すずめの戸締まり』(Photo: Asia Pacific Screen Awards)

 『すずめの戸締まり』は日本を代表するアニメ・クリエーターの新海誠監督の最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉めていく17歳の女子高生、鈴芽(すずめ)の冒険と成長を描いたファンタジー作品で、日本では新海作品としては『君の名は。』に次ぐ興行収入を記録。オーストラリアで4月に封切られるなど海外でも大ヒットした。

■ソース

Asia Pacific Screen Awards





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