ロングリーチでも60年来の最低気温記録
5月22日朝、QLD州はブリスベンの南、ジンブーンバ地区で霜が降り、ロングリーチでも5月の気温としては60余年来最低の最高気温を記録した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ブリスベンでも5月の最高気温が1980年以来最低を記録している。また、QLD州南西部のブラックオールでは22日の最高気温が摂氏13.5度、最低気温が5.3度、ウィンドラでも最高気温が摂氏14.5度、最低気温が3.3度になり、5月の気温としては気象観測史上最低気温を記録している。
気象庁(BoM)では、この激しい冷え込みも24日にはやわらぎ始めると予報している。
ロングリーチでは5月の最高気温としては過去61年でもっとも低い気温を記録、チャールビルでも過去51年でもっとも低い最高気温を記録した。
ブリスベンでは最高気温摂氏17.9度、最低気温11度で5月の気温としては40年来の記録となった。
BoMでは、今週、5月の最高気温としては例年平均を5度から10度下回る冷え込みになると予報している。
BoMのローレン・パティー予報官は、州の北部と中部で冷え込みがきつくなるだろうと予報しており、タウンズビルでは最高気温摂氏17度、チャーターズ・タワーズでは14度、ロックハンプトンで13度、バンダバーグで15度になる見込み。
パティー予報官は、「州のほぼ全域が冷え込む。冷たく乾いた空気にわずかな降雨があり、そのために水分の気化熱が奪われる結果、さらに冷え込むことになった。現在、上空にある気団が州全体を雲で覆う結果になっている。同時に冷たい空気の塊が州の上空を覆っている。ただし、24日には雲も消え、今冬一番の冷え込みも次第にやわらいでいく」と語っている。
ただし、内陸南部は依然として寒さが続き、霜の降りるところもある。
■ソース
Icy blasts send shivers across Queensland, causing temperature records to tumble