検索
Close this search box.
検索
Close this search box.

シドニーで1か月の平均降雨量を1日で超える

SHARE

大雨をもたらした雨雲は今後北に移動

 2月23日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、シドニー都市部は前日から降り続いた雨で24時間に1か月の平均降雨量を1日で超えたことを伝えている。

 また、シドニーに大雨をもたらした雨雲は北に移動しており、その地域では今後300mmの雨量も予想され、洪水の危険も高いことから、州緊急救援局(SES)も雨雲の移動コースの地域を監視している。

 大雨に伴い、シドニー都市部は湿度も上昇、市内の気象観測所はいずれも一か月の平均である実効湿度64%を上回っていた。

 シドニー市内北部のハーバーブリッジに近いオブザベーション・ヒルでは実効湿度93%を記録、バジェリーズ・クリークでは97%、シドニー都市圏南西部キャムデンで83%、ホースリー・パークでは99%と実効湿度がほぼ飽和していた。

 2月23日午前9時までの24時間の記録はシドニー市の各所で月平均降雨量119.3mmを超えており、インナーウェストのマリックビル地区では176mmを記録、NSW州でもっとも降雨量の大きい地区を記録した。続いて、シドニー空港が139mm、ローズ・ベイが125mm、ノース・ライドが120mmなどの記録になっている。

 2月22日はマリックビル・ゴルフ・クラブで1時間に102mmの雨が降っており、同地区の2月平均降雨量の75mmから100mmという数字を突破している。

 SMH系の気象サービスであるウェザーゾーンのトム・ホウ予報担当者は、過去24時間のシドニー地域の降雨量も並外れているが、雨雲はそのまま北に移動しており、コフス・ハーバーからQLD州との州境あたりまでに広がることが予想される。コフス・ハーバー周辺の地域では23日深夜までに20mmから40mm程度の降雨が予想される。さらに州境付近に北上すれば100mm程度の降雨量も予想されるとしている。

 2月23日から27日真夜中までの地域降雨量はテンターフィールドの西で100mmから150mm、バイロン・ベイ近辺では200mmから300mmほどにもな見込みとしている。
■ソース
Sydney breaks monthly rainfall average in 24 hours, as rain moves further north

SHARE
Google Adsense
[the_ad_placement id="single-new-bottom"]