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グレートバリアリーフのリゾート島、誰か買わない? ホテルはサイクロンで破壊され廃墟に

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中国の不動産企業が売却

グレートバリアリーフに浮かぶサウス・モール島の桟橋(Photo: Wikipedia)

 エメラルドグリーンの海に浮かぶリゾートアイランドを島ごと買いませんか?――。中国・上海の不動産投資企業「中金集団」(CCIG)が、オーストラリア北東部沖に広がる世界最大級のさんご礁群、グレートバリアリーフの島を売りに出している。

 公共放送ABC(電子版)によると、売物件はクイーンズランド州ブリスベンから直線距離で約900キロ北に位置するサウス・モール島。グレートバリアリーフの中でも高級リゾート島が点在するウィットサンデー諸島の1つだ。

 同島ではかつてリゾートホテルが営業していたが、2016年に休業。同年、中金集団が買収した。ところが、翌17年のサイクロンでリゾート施設は壊滅的な打撃を受けた。壊れた桟橋は復旧されたため、船でアクセスすれば島内の散策は自由にできるが、嵐で破壊された宿泊施設はそのまま放置され、廃墟同然となっている。

 島の所有権自体はクイーンズランド州にあるため、正確には、売却されるのは租借権。島の売却を手がける米商業不動産大手CBREの担当者、ウェイン・バンズ氏はABCに対し、投資の利益だけを狙うのではなく、リゾートを再開発できる買い手がふさわしいとの考えを示した。

「(買い手としては)オーストラリア国内の資金力のある個人や企業、非営利団体が理想的だ。地元に雇用を創出し、国内や海外の観光客が楽しめる体験を提供する必要がある」(同氏)

■ソース

Ever wanted to buy a Whitsunday island? This former resort has hit the market(ABC News)

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