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今年のオーストラリア流行語大賞は? マッコーリー・ディクショナリー発表

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高いインフレ反映した「コージー・リブズ」

 トレンドが目まぐるしく変化する日本ほど話題にはならないが、オーストラリアにも流行語はある。オーストラリア英語の辞書としては最も権威があるとされる「マッコーリー・ディクショナリー」が28日発表した「2023年版ワード・オブ・ザ・イヤー」(今年の言葉)では、審査委員会が選ぶ今年の大賞は「コージー・リブズ」(cozzie livs)に決まった。

 これは「コスト・オブ・リビング」(cost of living=生活費)を短縮した新語。オーストラリア英語独自の単語ではなく、英国発祥だが、30年ぶりの高いインフレや前例のない急激な利上げで生活費が高騰している世相を反映して、世間に広がった。

 次点には、晴天下で遠くで降った雨で洪水が押し寄せる「ブルー・スカイ・フラッド」(blue-sky flood=青空の洪水)と、オンラインで禁じられた暴力や性などに関する言葉を検閲回避のために言い換える隠語「アルゴスピーク」(algospeak)の2つが選ばれた。

 また、読者が選ぶ「ピープルズ・チョイス」の今年の言葉の大賞は「ジェネレーティブAI」(generative AI=生成AI)だった。今年は、オンラインで質問すれば人口知能(AI)が回答してくれたり、作文を自動作成してくれたりする対話型の生成AIの普及が始まった。オーストラリアでも、技術革新に期待が高まる反面、宿題やエッセイなどに悪用される恐れがあるとして教育現場では禁止の動きが広がるなど、賛否両論が巻き起こった。

■ソース

Announcing the Macquarie Dictionary Word of the Year 2023(Macquarie Dictionary Blog)





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