海外生まれの王妃の人気は国王を上回る
デンマークのフレデリック皇太子(55)が14日、フレデリック10世として国王に即位した。オーストラリア生まれで妻のメアリー皇太子妃(51)が王妃となり、同国出身者初の欧州の国王の配偶者として脚光を浴びている。ところが、フレデリック国王をめぐっては、マルグレーテ女王(83)が譲位を発表する直前の2023年末、スペインでのメキシコ人女性との不倫疑惑が報じられていて、祝賀ムードに水を差す形となっている。
2人の熱愛は、2000年五輪が開かれたシドニーのパブでの出会いがきっかけ。遠距離恋愛の末、タスマニア州出身で当時シドニー在住だったメアリーさんは2004年、オーストラリア国籍を離脱してデンマーク王室に嫁いだ。
欧州の王室が他国の王室から配偶者を迎え入れることは伝統的によくあることで、マルグレーテ女王もスウェーデン国王を祖父に持つ。だが、遠く離れたオーストラリアの一般人であるメアリーさんとの結婚は異例で、当時は「現代のおとぎ話」と言われた。
メアリー皇太子妃は一生懸命にデンマーク語を覚え、母として2男2女を育て、慈善家としても積極的に活動している。国民に寄り添ったひたむきな姿勢は、外国出身者にもかかわらずデンマーク国民から高い人気を集めた。
オーストラリアの公共放送ABC(電子版)が報じたデンマークの最新の世論調査によると、メアリー王妃に期待すると答えた回答者の割合は86%と、フレデリック国王の82%を上回っている。
夫妻は2019年12月、東京で開かれた天皇陛下の「即位礼正殿の儀」にも揃って参列するなど、睦まじいおしどり夫婦ぶりで知られていた。
ところが、23年11月、フレデリック皇太子(当時)の衝撃的な不倫疑惑が明るみに出た。
「祝賀ムードに水を差す! オーストラリア出身メアリー王妃の夫、フレデリック国王のメキシコ美女不倫疑惑とは?②」に続く。
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