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【1月】最新BOOKトレンド・チェック

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読書好き集まれ!
最新BOOKSトレンド・チェック

協力:オーストラリア紀伊國屋書店(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)

本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところ。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードと共に読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していきます。

明けましておめでとうございます。昨年は皆様から愛され、笑顔溢れる書店として良い年になりました。2019年も紀伊國屋書店をよろしくお願い申し上げます。さて、1月のオーストラリアに入植した日を記念した祝日「オーストラリア・デー」。シドニーでは、シドニー・ロイヤル植物園で行われるセレモニーやシドニー湾内での船舶レース、ハイド・パークでのライブなど催しがさまざま。夜9時には花火が上がり、イベントは最高潮に達します。友人を誘ってオーストラリアの盛大なお祭りに出掛けましょう。

今、売れている本は? ベストセラー・ランキング(2018年12月1~7日)

■文庫ベストセラー

1おおあたり畠中恵新潮社
2去就今野敏新潮社
3いざ帰りなん佐伯泰英新潮社
4人魚の眠る家東野圭吾幻冬舎
5希望荘宮部みゆき文藝春秋

■新書ベストセラー

1日本が売られる堤未果幻冬舎
2「さみしさ」の研究ビートたけし小学館
3考えるとはどういうことか梶谷真司幻冬舎
4知ってはいけない2矢部宏治講談社
5日本人の9割がやっている残念な習慣ホームライフ取材班青春出版社

今週のトレンド・キーワード「オーストラリアについてのお薦めの本」

日豪関係の今昔と将来

『豪州読本 オーストラリアをまるごと読む』
田中豊裕
大学教育出版(価格:A$38.40<会員価格A$30.72>)

SA州政府駐日代表や同州観光公社日本代表を歴任するなど日豪関係に40年以上にわたって携わる豪州問題の専門家による日豪の経済協力、貿易・観光の促進から文化協力まで半世紀に及ぶ著者の体験的紹介本。特に本書は、その政治・経済・歴史、社会の仕組みから、自然環境、ライフスタイル、更に日豪関係の今昔と将来を紹介する豪州読本となっている。

愛すべき「おバカ」大国から学べ!

『「おバカ大国」オ-ストラリア』
沢木サニー祐二
中央公論新社(価格:A$18.35<会員価格A$14.68>)

車が暴走するデコボコ道路を裸足で闊歩(かっぽ)。泥酔して暴れ、ルーズで浪費好き、それがオージー。粗野でマイペースな彼らは、国際的に「おバカ」とも揶揄(やゆ)されるが、OECD調査の幸福度では4年連続「世界1位」。相いれない「おバカ」と「幸福」が同居するのはなぜか? 在住18年の著者が、実体験とデータから秘密を探る。今こそ愛すべき「おバカ」大国から学べ!

池上彰の解説付き

『隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民』
上橋菜穂子
筑摩書房(価格:A$16.55<会員価格A$13.24>)

独自の生活様式と思想を持ち、過酷な自然に生きる「大自然の民」アボリジニー。そんなイメージとは裏腹に、マイノリティーとして町に暮らすアボリジニーもまた多い。伝統文化を失い、白人と同じように暮らしながら、なおアボリジニーのイメージに翻弄(ほんろう)されて生きる人びと。彼らの過去と現在を生き生きと描く、作家・上橋菜穂子の研究者としての姿が見える本。

ランキングからPick up!

日本が売られる/堤未果

水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、魔の手が伸びている!? 法律が次々と変わり、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、日本の資産を買いあさる……。水や米、海や森や農地、国民皆保険に公教育など、日本が誇る貴重な資産に値札が付けられ、叩き売りされているという。報道されない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、緻密な現場取材と膨大な資料を基に暴き出す。

KINOKUNIYA便り

皆様、夏のクリスマスをいかが過ごされましたか? 12月はプレゼント需要もあり、書店としてはうれしくも忙しい月ですが、息つく暇もなく1月はスクール・ホリデー突入です。ところで、弊店の英文書児童書売り場から、シドニー・タウン・ホールが奇麗に見られるのを皆様、ご存知ですか? 青い空に風格ある建物が映え、古き良きシドニーを思わせるすばらしい景色です。ぜひ一度ご覧ください!

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