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【11月】最新BOOKトレンド・チェック「第23回日本映画祭「お薦め作品ガイド」特集!」

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読書好き集まれ!
最新BOOKSトレンド・チェック

協力:オーストラリア紀伊國屋書店(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)

本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところ。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードと共に読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していきます。

毎年恒例の日本映画の祭典「第23回日本映画祭」がシドニーで開催中です。日豪交流の一環として、日本映画をオーストラリアでも広く知ってもらうため1997年にスタートしました。海外での日本映画祭としては最大級の上映作品数と観客動員数を誇ります。日本で公開されたばかりの新作からクラシックな名作まで充実したラインナップが並び、監督や俳優などスペシャル・ゲストを招いてのトーク・セッションも開催されるなど、映画フリークにはたまらない内容です。日本映画を英語の字幕付きで観に出掛けましょう!

今、売れている本は? ベストセラー・ランキング(2019年10月6~12日)

■文庫ベストセラー

1恋のゴンドラ東野圭吾実業之日本社
2錨を上げよ(一)百田尚樹幻冬舎
3蜜蜂と遠雷(上)恩田陸幻冬舎
4屍人荘の殺人今村昌弘東京創元社
5危険なビ-ナス東野圭吾講談社

■新書ベストセラー

1ケ-キの切れない非行少年たち宮口幸治新潮社
2一切なりゆき樹木希林文藝春秋
3自分のことは話すな吉原珠央幻冬舎
4国運の分岐点デービッド・アトキンソン講談社
5潜行三千里辻政信毎日ワンズ

今週のトレンド・キーワード「第23回日本映画祭「お薦め作品ガイド」特集」

木村拓哉、初の刑事役で映画化

『マスカレード・ホテル』
東野圭吾
集英社(価格:A$17.90<会員価格A$16.11>)

都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介はホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは女性フロント・クラークの山岸尚美。次々に怪しげな客が訪れる中、2人は真相にたどり着けるのか!? 今、傑作新シリーズの幕が開く。

さようなら、もう1人の私

『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
箱田優子
徳間書店(価格:A$21.45<会員価格A$19.30>)

上手に生きてるように見えて、不器用で心のすさみ切ったCMディレクター砂田夕佳(30)は、入院中の祖母を見舞うため大嫌いな地元に帰ることに。なぜか後輩の清浦あさ美(27)が面白がって付いてきて、奇妙な2人の奇妙な旅が始まる。夏帆、シム・ウンギョン出演、海外映画祭でも絶賛の映画を、監督・脚本を手掛けた箱田優子自らがコミカライズ。

時を超えて気付く大切なこと

『アイネクライネナハトムジーク』
伊坂幸太郎
幻冬舎(価格A$14.25<会員価格A$12.82>)

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

ランキングからPick up!

『屍人荘の殺』
今村昌弘/東京創元社

神紅大学ミステリー愛好会会長で名探偵の明智恭介と助手の葉村譲は、同じ大学に通うもう1人の名探偵、剣崎比留子と共にいわく付きの映研の夏合宿に参加するため、ペンション紫湛荘を訪れる。初日の夜、彼らは想像すらしなかった事態に見舞われ、荘内に籠城を余儀なくされるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。第27回鮎川哲也賞受賞作。

KINOKUNIYA便り

春の陽気に誘われて、飛び散る花粉に負けずに、シドニーを歩き回っています。改めて、映画に出てくるような風景に出会うことが多く、絵になる街だなぁと感心することが多いです。ワトソンズ・ベイからボンダイに続く道がお気に入りなのですが、途中で崖の上に公園があり、そのブランコの後ろから見る風景が非常に印象的で毎回立ち止まってしまいます。こういう積み重ねが、街を好きにさせてくれますね。

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