日本とオーストラリアつなぐ「クロスフィット」日本大会が沖縄で開催─ASAMIの“Fitness Life”

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Vol.9 Japan Championship 大会レポート

 こんにちは。クロスフィット・トレーナーのASAMIです。前回ご紹介した「競技としてのクロスフィット」に関連し、今回は10月8・9日の2日間にわたり沖縄県知花で開催されたクロスフィット日本大会 “Japan Championship”のレポート第1弾をお届けします。

大会概要

 日本国内に約60カ所ある、クロスフィットBOXの所属選手や日本国籍で海外に住んでいる選手などがオンライン予選に参加し、予選を勝ち抜いた選手が決勝の舞台へ。

 オンライン予選は所属しているBOXなどから、指定のワークアウトを行いスコアとビデオを提出するシステムで順位が付けられました。

 今回は、クロスフィットを競技として取り組んでいる選手向けの“コンペティター部門”と、未経験、または少ないけれど普段から運動や他のスポーツやワークアウトをしていて、これを機にクロスフィットの大会に挑戦してみたい人向けの“フィットネス部門”の男女各2カテゴリーで行われました。

 コンペティター部門・上位男性30人、女性20人、フィットネス部門・上位男性10人、女性20人を含む、前回大会の優勝者や他大会の上位者など招待選手が、沖縄で開催されたファイナルへと出場しました。

ファイナル

 全国各地から集結した、選手や応援、地元の人やボランティア・スタッフなどクロスフィットを愛する人たちが沖縄に大集合。

 2日間のワークアウトの紹介をしたいのですが、クロスフィット未経験者には何のことやら……? だと思いますので、動きの紹介はあらためて次回以降にプログラムと合わせてお話しします。

 2日間でコンペティター部門は全5ワークアウト、フィットネス部門は全4ワークアウトが行われました。

ワークアウト・プログラム

 ワークアウト・プログラムを作ったのは、オーストラリアを代表するクロスフィット・アスリートのジェームズ・ニューバリー氏。幼少期は陸上競技をし、そこからラグビーに夢中になる中でクロスフィットをフィジカル・トレーニングとして取り入れたそう。気が付くとラグビーよりもクロスフィットに熱中し、オーストラリアのトップ選手となり2017年、クロスフィットの世界大会「クロスフィット・ゲームズ」に初出場。そこから4年連続出場し、2019年には世界で5位となり、「5th Fittest Man on Earth」の称号を得ました。

Japan Championshipのインスタグラムより

オーストラリアでクロスフィット

 出場選手の中にはオーストラリアでクロスフィットを経験し、日本に帰国した人や、オーストラリアにクロスフィット留学をした人がいるほど、オーストリアではクロスフィットが多くの人に親しまれています。大会後、オーストラリアでクロスフィットにふれ、今大会で活躍した2人の選手にインタビューをしました。

女性コンペティター部門6位・白藤輝さん

Instagram:@haich.hikaru

Port Tower CrossFit:https://porttowercrossfit.com/ja/

 現在、ポートタワー・クロスフィット(兵庫県神戸市)のコーチである輝さん(24歳)。高校卒業直後、QLD州ブリスベンへ語学留学、その後TAFEで「Diploma of Sports development in Fitness」を学び、ワーキング・ホリデー・ビザに切り替え、現地のジムでトレーナーとして勤務。オーストラリアから2019年に沖縄で開催されたJapan Championshipに出場し、その姿を見た現勤務先のヘッド・コーチの目に留まり、2020年より現BOXでのコーチをスタート。

 TAFE在学中、ボクシング・フィットネスの実技テストがあり、その実施先がクロスフィットとボクシングを行っているジムだったそう。講習終了後、そこのオーナーにボクシング・フィットネス・トレーナーとして仕事のオファーを受け、働き始めたが、横で行われていたクロスフィットのクラスに興味を持ち、参加したのが始めたきっかけだったと言います。「そのクラスがとにかく楽しく、雰囲気やコーチングの仕方などに魅力を感じ、私もクロスフィットのコーチになりたいと思い始めてからは、一直線に夢中になりました」。

 クロスフィットを始めたのはブリスベンにある既にクローズしてしまったBOXでしたが、その後は「CrossFit Neuro」に移籍したそう。「移籍したBOXはトップ・アスリートがコーチだったので、すごく刺激を受けました。メンバーさんも強い人が多く、アスリートとして上を目指すモチベーションになりました。とにかく、オーストラリアは広大なBOXが多く、開放感があります。数も多いので、コーチが掛け持ちしていることも多く、他のBOX同士がつながっている感覚も魅力的でした」。

 今大会の感想を伺うと、「今回もとっても楽しみました。やっと競技者として大会に出られたという感覚で、今の自分の実力でどこまで行けるのかワクワクしました。クロスフィッター(クロスフィットをしている人)が1つの場所に集まる機会が少ないので、みんなと会えるのが一番の楽しみでしたが、日本のトップ・アスリートと同じヒート(グループ。クロスフィットの大会では成績でヒートが別れるため、上位者になるほど、後のヒートで戦うことが多い)でワークアウトできたのが何よりもうれしかったです」と話してくれました。

 今後の目標は、オーストラリアに選手として戻り、オーストラリアで行われる憧れの大会に出場することだと言います。

女性コンペティター部門12位・大田優香さん

Instagram:@yyuukka

CrossFit Nihombashi:https://www.jexer.jp/crossfit/nihombashi/

 現在クロスフィット日本橋(東京都中央区)のメンバーである、薬剤師の優香さん(28歳)。ブリスベン留学中にSNSでクロスフィットを知り、日本帰国後に東京のクロスフィットBOXに入会。その後再度ブリスベンに戻り、世界的にも有名な「CrossFit TORIAN」に入会し、トレーニングを始めたそう。「とにかく広くて、マシーンもそろっていて環境も最高でした! それだけでなく、トップ・アスリートから年配のメンバーまで幅広く、日本よりも気楽にフィットネスが定着しているのが印象的でした」と話します。

 また、「全国で同じように頑張っているアスリートに会えて、とても良い刺激になりました。それと同時に苦手種目や課題も見つかったので、また来年に向けてトレーニングへの意識が高まりました」と今大会の感想についてコメントを頂きました。

 今後の2人の活躍に注目です。

 クロスフィットはオーストラリアと日本をつなぐフィットネス文化の1つであることが、強く感じられたのではないでしょうか。次回は、大会のプログラム内容や協賛企業などの詳細を紹介させて頂きますね。

クロスフィット・アジア (大会会場)

〒904-2143 沖縄県沖縄市知花5-37-26
https://crossfitasia.com/

ASAMI Profile

ASAMI
フットネス(クロスフィット)トレーナー

フィットネス(クロスフィット)トレーナー。オーストラリアでクロスフィットに出合い、しっかりと筋肉を付けた動ける体作り、強くてポジティブな幅広い世代の女性たちや世界観に魅了され、日本でもっとたくさんの人にクロスフィットを伝え、フィットネス習慣を付けてもらいたいと思いトレーナーに転身。現在、関東のクロスフィットBOXを中心にトレーナーとして活動中。「WELEDA」のアンバサダーも務める。
Instagram: @asami_fitness

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