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シドニー日本人国際学校/日本人学級と国際学級を併設し、母語教育やバイリンガル教育を実現する

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 日本人学級と国際学級を併設し、ミックス・レッスンを実践する世界でも珍しいインターナショナル・スクール、シドニー日本人国際学校(SydneyJapanese International School / SJIS)。それぞれの学級の特色や日本での受験を控える生徒へのサポート、進学実績などについて、話を伺った。

──日本人学級と国際学級、それぞれの特色を教えてください。

 日本人学級では、日本の文部科学省が定めるカリキュラムに則って授業を行っているため、オーストラリアにいながら日本の教育を受けることができます。低学年の間にしっかりと日本語の基礎を身に付けたいと考えるご家庭や、日本に帰国することを見据え、日本と変わらない学習を続けたいと考える駐在のご家庭のお子様が多くいらっしゃいます。また、文科省の教育課程である英語授業の他に、レベル別のネイティブ英語教師による授業を毎日実施しているため、子どもたちの英語力も鍛えられます。

 国際学級においては、NSW州のカリキュラムを履修しているので、他の現地校と変わらない教育を受けることが可能です。国際色豊かで、日本のバックグラウンドを持たない生徒も多く在籍し、本校の7つの価値感「礼儀正しさ、誠実さ、責任感、正義感、寛大さ、忍耐力、敬意」や、「世界の架け橋を育成する」というビジョンに共感頂き、お子様の入学を決めてくださるご家庭の方が多くいらっしゃいます。言語については、英語を母語としない子どもたちへの「EAL/D (English as an Additional Language or Dialect)」サポートを充実させているため、授業についていける英語力をしっかり身につけることができます。

 先日、2022 年の「NAPLAN( National Assessment Program)」の成績が発表され、本校はノーザン・ビーチ・エリアで2位、2000校ほどあるNSW州全体のプライマリー・スクールの中でも100 位以内に入りました。本校では統一試験のために勉強することはないのですが、こういった学業面で自然と良い成績を修められた理由は、本校が大切にしている7つの価値感を通じ、生徒1人ひとりの可能性、情熱を見出し、行き届いた教育ができているからではないでしょうか。今後も私たちの教育をより発展させていくよう、努めて参ります。

 本校の生徒たちは、学年、学級を超えて友を育むことができます。両学級それぞれ1クラスの人数が20人以下の少人数制により、生徒1人ひとりに目が行き届く環境を整えています。生徒と教員の交流がより密になって絆が深くなり、縦のつながりが強くなりますが、上下関係はなく、学年が違う生徒同士の友情関係を築くことで人間力が養われます。





1人ひとりの個性を大切に生徒に寄り添った教育を実践
日本のバックグラウンドを持たない生徒も数多く在籍


──生徒の卒業後の進路について伺えますか。

 中学部は日本人学級だけのため、Year 6の卒業時、両学級の児童は本校の日本人学級Year 7または現地校を選択することになります。国際学級の児童の大多数は現地校へ進学します。また、Year 9卒業時、生徒は日本の高校か現地校を選択します。評定推薦入試枠で日本の高校を受験する場合、本校では日本の評定基準を採用しているため、推薦入試を受けることも可能です。

【日本人学級Year 9卒業後の進学実績例】
都立日比谷高等学校、都立国際高等学校、大阪府立千里高等学校、国際基督教大学高等学校、慶應義塾女子高等学校、青山学院高等部、お茶の水女子大学付属高等学校など

【国際学級Year 6卒業後の進学実績例】
Roseville College、Barker、Knox Gramma r、Wenona School、Shore School、North Sydney Boys High、North Sydney Girls High Schoolなど(私立校やセレクティブ校の他は、居住地域別の公立ハイスクールに進学)


──日本での高校受験を控えている生徒はどのようなサポートを受けることができますか。

 進路希望調査、及び進路相談の時間を使い、生徒1人ひとりの将来を見据えた進学先を探っていきます。進路希望面談で志望校などをヒアリングすることはもちろん、日本の学校で実施されているものと同様の実力テストを行って生徒自身の学力がどこまで到達しているか確認し、足りないところは過去の試験問題を使用するなど、受験対策を行います。教育課程は12月までに終了するため、その後はそれぞれの志望校に合わせ受験対策ができるサポート体制を整えています。また、生徒の希望に合わせ各教科の教員もサポートします。面接が必要な試験がある場合は教員、校長と面接の練習を実施し、小論文が必要な生徒には小論文添削を行い、アドバイスします。志望校先の規定に合えば、帰国子女枠での受験が可能です。評定推薦入試枠で日本の高校を受験する場合、本校では日本の評定基準を採用しているため、推薦入試を受けることもできます。生徒がどのような試験を受けるかを確認し、その受験に合わせてきめ細やかなサポートを行います。

【推薦制度提携校】
早稲田摂陵高等学校、大分岩田学園、筑波大学附属坂戸高等学校、慶應義塾ニューヨーク学院高等部

──最後に、シドニーで子育てをする読者の方々に向けてメッセージをお願いします。

 本校は7つの価値感を掲げ、児童・生徒、教職員、保護者が共有し、全ての国籍・人種の方々を受け入れています。教員の指導のきめ細やかさや、アットホームな環境で学ぶ子どもたちは伸び伸びと個性を磨き、自身の良さを引き出すことができます。また、バイリンガルのスクール・カウンセラーを招き、子どもたちの心のケアにも力を入れ、更にSJISコミュニティーに寄り添えるよう改善し続けています。日豪両国の教育の長所を兼ね備え、自然豊かな落ち着いた中で学習できる環境が整っていますので、ぜひ一度本校にいらしてください。

シドニー日本人国際学校

● 住所:112 Booralie Rd., Terrey Hills NSW
●Tel: (02)9450-1833
●Email: registrar@sjis.nsw.edu.au
●Web: www.sjis.nsw.edu.au

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