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オーストラリア、ニュージーランド、トンガに哨戒機派遣へ

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海底火山噴火で通信不調、被害不明なまま

 1月15日、フンガ・トンガ・フンガ・ハアパイ海底火山の噴火で周辺諸国の海岸地域には津波警報と避難命令が出され、南太平洋の島々でかなり大きな波が押し寄せている。

 1月17日付ABC放送(電子版)は、トンガ沖の海底火山噴火でトンガを含め、太平洋周辺地域に津波の被害があった他、トンガは15km上空まで噴き上げた噴煙と火山灰に覆われており、また16日になってもトンガ政府のウエブサイトその他の官庁のウエブサイトも情報も更新されないままになっている。

 さらには海底ケーブルに支障があった可能性も言われるなど、通信の不調が続いていると伝えている。そのため、オーストラリアとニュージーランドはそれぞれ哨戒機をトンガに派遣するとしている。また、火山灰の状況で飛行機を派遣できない場合には艦船を派遣することになる。

 また、両国はトンガへの物質的、経済的救援を協議している。

 駐豪トンガ高等弁務官は、「まだ公式の負傷者死者の報告はない」と語っているが、トンガ当局もまだすべての海岸地区や小島との連絡がついていないと発表されている。また、津波はトンガの海岸部の町や集落で船や商店などに多大な被害をもたらしたと伝えられている。

 マリス・ペイン豪外相は、「豪空軍の哨戒機と輸送機がブリスベン西郊のアンバーリー空軍基地を飛び立ち、トンガに向かっている。哨戒機はトンガの島々の被災地を空から調査することになっている」と発表した。

 また、豪政府のゼド・セセリヤ国際開発太平洋担当相は、「トンガは海底ケーブルが噴火で損傷したものと見られ、海外との連絡が難しくなっている。ただし、トンガ国内の連絡網はある程度はまだ健在だ。オーストラリアは大規模な人道的救援活動を行う用意があり、軍艦アデレードを派遣することになると思う」と語っている。

 QLD州気象庁(BoM)は、「火山灰はオーストラリアにも届いており、QLD州では見事な色の日の出が見られた」とツイートしている。
■ソース
Australia and New Zealand send surveillance flights to assess damage from Tonga volcano eruption

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