【オーストラリア連邦予算案 財政見通し】  歳入は過去最高100兆円! 戦争由来の資源高などで税収増

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収支は2年度連続赤字 純債務GDPの20%に

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 オーストラリア連邦政府は12日、2026-27年度(26年7月1日〜27年6月30日)予算案を発表した。予算案の規模は、歳入が前年度比5.0%増の7,981億豪ドル(約90兆9,000億円)、歳出が5.3%増の8,296億豪ドルといずれも過去最高を更新する見通しだ。

 歳入のうち税収は7,371億豪ドルと前年度から5.4%増を想定した。中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格の上昇で資源税収の伸びを見込む。

 歳出面では、インフレ圧力の拡大を背景に、中低所得者層に優しい減税措置を盛り込んだ。一方、不動産投資への優遇・節税措置への規制や、富裕層への課税強化を打ち出した。ただ、3年度連続で財政赤字を見込むとともに、赤字幅は拡大傾向となる見通しだ。

 政府の予測によると、歳入から歳出を引いた単年度の財政収支(基礎的現金ベース)は、315億豪ドルの赤字(国内総生産=GDPの1.0%)となる。赤字幅は、24-25年度の100億豪ドル(実績値)、25-26年度の283億豪ドルからさらに膨らむ。今後も27-28年度310億豪ドル、28-29年度344億豪ドル、29-30年度253億豪ドルと高い水準で推移する。

 また、借金から資産を引いた2026-27年度の「純債務」は、前年度比10.9%増の6,166億豪ドルとなる。GDPに占める割合は19.9%と前年度の18.8%から拡大する。純債務は今後も小幅に増え続け、29-30年度には7,678億豪ドルとGDPの21.9%に達する。

◼️ソース

Budget 2026-27 Budget Paper No.1

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