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教えて!不動産売買の常識/NSW州の手頃な戸建物件エリア<Part2>

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教えて!

不動産売買の常識

とっつきにくいイメージのある不動産の売買について不動産コンシェルジュオリオンスター・プロパティーの中川美希(Property Adviser)が初心者にも分かりやすく、実例を交えながら説明します。豪州では年々、物件価格が上昇しているため、レントを払い続けるか、物件を購入し資産を増やすか、今後のライフ・プランを考える良い機会となるでしょう。

NSW州の手頃な戸建物件エリア<Part2>

現在、110万ドルに到達しているシドニー戸建住宅の平均価格。その中で、政府の補助金や印紙税の免除といったファースト・ホーム・バイヤーの特典を生かして買える、65万ドル以下の戸建住宅をお探しのお客さまが多数いらっしゃいます。本コラムの読者の中にも、関心のある人がいらっしゃるのではないでしょうか。

以前ご紹介したPart1のコラムで、セントラル・コースト・エリアを取り上げたところ、反響を多数頂きました。Part2では、セントラル・コースト以外にも、シドニーでまだアフォーダブル・プライスが見つけられる戸建住宅エリアについて紹介したいと思います。

スコフィールズ(Schofields)は、中でも突出しています。シティーから電車で1本、53分という通勤圏内、しかも駅から徒歩8分と宅地造成エリアとしては駅近の2ベッドのタウン・ハウスが、59万ドルからあります。新築戸建で75万ドル以下のため政府からの補助金1万ドルに加え、65万ドル以下で受けられる「Stamp Duty」全額免除が適応となり、合わせて3万2,000ドルのファースト・ホーム・バイヤー・ベネフィットを得られます。また注目すべきは、同エリアの隣町ロウズ・ヒル(Rouse Hill)に、2019年ニュー・メトロが開通予定であること。当該地からロウズ・ヒルへのダイレクト・アクセスとなる道路も開通することから、よりシティーへのアクセス利便性も高まります。

他にも、26年に開発予定の西部新国際空港周辺のレッピントン(Leppington)エリアも、シティーへのエクスプレス及び幹線道路開発に加え、大きな雇用の創出も生まれるため、キャピタル・ゲインを狙えうるエリアとして注目です。

グレゴリー・ヒルズ(Gregory Hills)の戸建造成エリアは、そのメリットを享受できる物件の1つです。新国際空港に近接した、キャンベルタウン(Campbelltown)駅及びレッピントン駅から車で10分のロケーションで、悠々4~5ベッドの一軒家が66万ドルからあります。こちらも、政府からの補助金1万ドルとStamp Dutyの割引きで、計3万5,000ドルものファースト・ホーム・バイヤー・ベネフィットを得ることができます。そしてこちらの物件の魅力は、何と言っても、シティー近郊にはないような、広々したリビングと快適な住環境です。シティーへも車で1時間以内で行くことができます。

皆さん、シドニーの一軒家は高いと思われているかもしれませんが、こちら以外にもアフォーダブル・プライスのエリア、物件がございます。政府のインフラ投資が活発なエリアに不動産を取得することによって、キャピタル・ゲインを見据えた不動産の購入を検討されてみてはいかがでしょうか。


中川美希
Certificate Registration及び宅地建物取引主任士所有。日本で、野村不動産グループや外資系不動産サービス会社JLLで就業するなど、不動産業界に10年以上従事した後来豪。今後、より可能性のあるオーストラリアの不動産を扱うべく、オリオンスター・プロパティーのProperty Adviserに着任。顧客にベストなソリューションとなる不動産を提案している。

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