【保存版】オーストラリアの「鳥」ガイド|街で見かける身近な鳥から珍しい野生種まで

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固有種を含む800種以上の鳥が生息する、自然豊かなオーストラリア。毎日の暮らしの中でも、オウムやインコの仲間など、日本ではなかなか見かけない珍しい野鳥に出合えるが、その名前や生態については知らないことも多いのでは。そこで、街の中やシティ近郊にいる個性的な28種の鳥を、オーストラリアでの呼び名と併せてご紹介。ぜひバード・ウォッチングの参考にしてみよう。

写真・取材協力:Satoko Clarke(撮影地:NSW州、QLD州)、文:関和マリエ
参考 Web: www.environment.gov.au(オーストラリア環境省ウェブサイト)  australian.museum/learn/animals/birds(オーストラリア博物館ウェブサイト)
参考 書籍:『Attracting birds to your garden in Australia』(John Dengate) 
※記事内の鳥の名称表記「英」および「日」は、英語・日本語での一般的な呼称

オウム、インコの仲間がいっぱい!

レインボー・ロリキート

レインボー・ロリキート
英:Rainbow Lorikeet
日:ゴシキセイガイインコ
冬の終わりに早咲きの桜をついばむレインボー・ロリキート

英:Rainbow Lorikeet
日:ゴシキセイガイインコ

緑色の背中や羽、濃青の頭と腹部、そしてオレンジ色のくちばしを持つ、実にカラフルなオウムの仲間。全長は約25~30センチで、花の蜜や花粉を食べる。豪州東部の他、インドネシアなどに生息。

コカトゥー

コカトゥー
英:Cockatoo(Sulphur-crested cockatoo)
日:キバタン
街中や歩道などでもよく見かける

英:Cockatoo(Sulphur-crested cockatoo)
日:キバタン

真っ白な体と黄色い羽冠を持つ、全長約50センチの大型のオウム。豪州北部、東部、タスマニアに主に分布し、大きな鳴き声や木をかじる性質から農地などで害鳥扱いされることも。ペットとしても飼育され、最長70年ほどの長命。

イースタン・ロゼラ

イースタン・ロゼラ
英:Eastern Rosella
日:ナナクサインコ
郊外の公園などでも見られるが、高い木の上の方など人目のつかない所にいることが多い

英:Eastern Rosella
日:ナナクサインコ

白い頬と赤い頭、黄色と黒のうろこ模様のような背中が特徴的なインコ。豪州南東部とタスマニアに分布する固有種で、農地、森、草地に住む。虫、花、果実などを餌とする。全長は30センチ前後。

クリムゾン・ロゼラ

緑が豊かな公園などでも見られる

英:Crimson Rosella
日:アカクサインコ

豪州南東部を中心に森や草地に生息する、赤と青の羽が印象的なインコ。ハトくらいのサイズで、つがいや小さな群れで見かけることも。ユーカリや草の種、花、昆虫などを食べる。幼鳥はウグイス色を基調とする。

グラス・パロット

グラス・パロット
英:Grass Parrot(Red-rumped Parrot)
日:ビセイインコ
公園の草むらなどに群れでよく集まっている

英:Grass Parrot(Red-rumped Parrot)
日:ビセイインコ

NSW、VIC州など豪州南東部に主に生息する固有種で、全長26センチ前後の中型のインコ。成鳥のオスは鮮やかな緑や青の羽を持つが、メスや若い鳥はグレー系の色。草、種、果実を食べ、美しい声で鳴く。

ガラー

ガラー
英:Galah
日:モモイロインコ
左:オス、右:メス

英:Galah
日:モモイロインコ

ローズ・ピンクの頭と腹部を持ち、豪州全土に分布する。日本などでペットとしても人気だが、豪州では個体数も非常に多く、群れで暮らし鳴き声が甲高く大きい。和名に「インコ」と付くがオウムの一種。

リトル・コレラ

リトル・コレラ
英:Little Corella
日:アカビタイムジオウム
つがいでいるところがよく見られる

英:Little Corella
日:アカビタイムジオウム

白い体と、目の周りの青、くちばしの上のピンクの模様が特徴のオウム。群れで暮らし、生涯つがいで行動する。同じく体の白いコカトゥーより少し小さく、羊のような鳴き声が特徴。豪州とニューギニア南部に生息。

キング・パロット

キング・パロット
英:Australian King Parrot
日:キンショウジョウインコ
キング・パロットのメス
キング・パロット
英:Australian King Parrot
日:キンショウジョウインコ
キング・パロットのオス

英:Australian King Parrot
日:キンショウジョウインコ

豪州東部に生息する、全長約40センチで緑の翼を持つインコ。つがいや家族で行動し、雌雄で色が異なる(頭が赤い方がオス)。レインフォレストやユーカリの林に住み、種や果実を食べる。近年、個体数が増加し食害が問題に。

スパーブ・パロット

和名はオスの胸元の赤い「三日月」模様に由来

英:Superb Parrot
日:ミカヅキインコ

鮮やかな緑色が目を引く中型のインコ。豪州南東部の中で、夏は南、冬は北へと移動する。川や水路などのある水の豊かな森・茂みを好み、雑食性。森林伐採などの影響により近年は個体数が減少している。

モノクロの鳥、いくつ分かる?

クッカバラ

クッカバラ
英:Kookaburra(Laughing Kookaburra)
日:ワライカワセミ
住宅地や公園など様々な場所に。早朝や夕暮れに笑い声に似た鳴き声をよく聞くことができる。

英:Kookaburra(Laughing Kookaburra)
日:ワライカワセミ

人間の笑い声に似た鳴き方をする白と濃褐色の鳥。全長40~50センチで大きな頭を持ち、ヘビ、トカゲ、虫などを餌に、森や草原地帯、近年は都市部にも生息。主に豪州東部に分布し、NSWの州鳥でもある。

オーストラリアン・ホワイト・アイビス

オーストラリアン・ホワイト・アイビス
英:Australian White Ibis
日:オーストラリアクロトキ
オーストラリアン・ホワイト・アイビス
英:Australian White Ibis
日:オーストラリアクロトキ
通称:ビンチキン(Bin Chicken)
市内でもよく見かけるオーストラリアクロトキ。

英:Australian White Ibis
日:オーストラリアクロトキ

通称:ビンチキン(Bin Chicken)

黒い頭とくちばし、尾羽を持ち、胴体は白、足は細長く暗褐色。全長70センチ前後で翼を広げると1メートルを超える。街中を歩く姿も多く見られ、生息域、食性ともに幅広い。豪州、ニューギニア他に分布。

ウィリー・ワグテイル

虫を追って比較的地面に近い場所にいることが多い

英:Willy Wagtail
日:ヨコフリオウギビタキ

全長20センチほどで、全体は黒く、白い腹部、眉と頬ひげのような白い模様が特徴。豪州、ニューギニア他に生息。虫を探しながら扇型の尾を振って歩く。縄張り意識が強く、自分より大型の鳥を攻撃することも。

カラウォン

カラウォン
英:Currawong(Pied Currarong)
日:フエガラス
ジャカランダをバックに

英:Currawong(Pied Currarong)
日:フエガラス

森林に住み、庭や公園にも現れるカラスに似た黒褐色の鳥。全長50センチ弱でマグパイによく似ているが、黄色い目と黒いくちばし、尾の白い模様がカラウォンの特徴。豪州東部とロード・ハウ島に生息。雑食性。

マグパイ

マグパイ
英:Magpie(Australian Magpie)
日:カササギフエガラス
住宅街のフェンスで

英:Magpie(Australian Magpie)
日:カササギフエガラス

カラウォンと同程度のサイズのため見間違えられることも多いが、マグパイは赤茶色の目と白っぽいくちばしを持ち、首の後ろや翼の一部などが白い。雑食性で、豪州とニューギニア南部に生息し、都市部にも適応。

マグパイ・ラーク

マグパイ・ラーク
英:Magpie-lark、Peeweeなど
日:ツチスドリ
公園の草むらや地面にいることが多い

英:Magpie-lark、Peeweeなど
日:ツチスドリ

「マグパイ」と似た名前の鳥だが、全長25~30センチほどと小さく、目の上に白い眉のような模様が。広く豪州全土に生息するが、州により異なる呼称を持つ。地面を歩いて虫などを探す姿がよく見られる。

グレイ・ブッチャーバード

グレイ・ブッチャーバード
英:Grey Butcherbird
日:ハイイロモズガラス
公園の木、都市の街角の木などでもよく見られる。

英:Grey Butcherbird
日:ハイイロモズガラス

オーストラリア固有種で、ほぼ大陸全土に広く分布している。全長約 24cm〜30cmと大きくはないが、ガッシリとした体つきと鋭いカギ状のクチバシを持っているため、実物を見ると力強く感じる。森林地帯、低木地、そして都市部の公園や庭園でもよく見られる非常に身近な鳥。美しいフルートのような声でさえずる。

オーストラリアの「国鳥」は?

実は、オーストラリアには公式に定められた「国鳥」はいない

エミュー
Emu
エミュー
Emu

しかし、エミューが「事実上の国鳥」として広く認識されている。その理由は、オーストラリアの国章(Coat of Arms)にもカンガルーと共に描かれているため。エミューとカンガルーには「前進しかできない(後退しない)」という特徴があり、国の発展を象徴していると言われている。

一方で、愛嬌があり日本でも人気のコカトゥー(キバタン)や、ユニークな鳴き声のクッカバラ(ワライカワセミ)、あるいは人懐っこいマグパイ(カササギフエガラス)こそが国鳥にふさわしい!という声も。現地ではたびたび「どの鳥が一番か」という議論や人気投票で盛り上がる。

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Australian Bird of the Year 2025


庭先や公園でも出会える!

ノイジー・マイナー

ノイジー・マイナー
英:Noisy Miner
日:クロガオミツスイ
オーストラリアの桜の時期に

英:Noisy Miner
日:クロガオミツスイ

豪州東部に生息し、大きな鳴き声で群れの仲間を呼ぶ習性を持つ。全長約25センチで全体はグレー、頭頂と頬は黒、目の周りやくちばしは黄色。森を好むが都市部にも適応し、庭先などで花の蜜や果実、虫やトカゲを食べる。

ウェルカム・スワロー

川沿いの公園などでよく見かける

英:Welcome Swallow
日:オーストラリアツバメ

日本にいる種とは異なり、1年を通して豪州に分布するツバメ(北部より南部に多い)。メタリックな青と黒の背中、赤い額とのど、薄灰色の腹部を特徴とする。全長約15センチで虫を食べる。

インディアン・マイナ

インディアン・マイナ
英:Indian Myna、Common Myna
日:インドハッカ
ブラシノキの花と共に

英:Indian Myna、Common Myna
日:インドハッカ

インドから東南アジアにかけて生息するムクドリの仲間で、黒い頭と茶色の体、黄色いくちばしを持つ。全長約23センチと小型だが、縄張り意識が強く攻撃的。豪州では急激な増加で生態系を脅かしている。雑食性で都市部にも適応。

クレステッド・ピジョン

クレステッド・ピジョン
英:Crested Pigeon
日:レンジャクバト
通常の鳩より細く小さいが、翼から音を出しながら飛ぶので比較的見つけるのは簡単

英:Crested Pigeon
日:レンジャクバト

冠羽(鳥の頭部に生える羽)を持つハトで、豪州全土に分布する固有種。野生の植物の種や、農作物を餌とし、時に虫も食べる。都市・郊外を問わずに生息し、草地を歩く姿などもよく見られる。全長約30センチ。

レッド・ワトルバード

レッド・ワトルバード
英:Red Wattlebird
日:アカミミダレミツスイ
住宅街の茂みや街路樹でも見かける

英:Red Wattlebird
日:アカミミダレミツスイ

「Wattle(肉垂)」という赤い耳たぶのようなものが首付近に見られる茶褐色の鳥で、腹部は一部黄色。全長35センチほどで、庭や公園、森に住み花の蜜を吸う。にぎやかな声で鳴く。豪州南部に生息。

リトル・ワトルバード

早朝、住宅街の河川敷のグレビレアの木に。「クォーカコカー」のような鋭い鳴き声がよく聞かれる。

英:Little Wattlebird
日:ハイガシラミツスイ

タスマニアを含む豪州南部に生息するミツスイ。灰褐色に白い模様が特徴で、細いくちばしと舌を使ってバンクシアなどの花の蜜を吸う。乾燥した低木林を好み、公園や庭などで見かけることも。

タウニー・フロッグマウス

タウニー・フロッグマウス
英:Tawny Frogmouth
日:オーストラリアガマグチヨタカ
日中は動かず寝ていることが多く大きいので、見つければ撮影は比較的簡単

英:Tawny Frogmouth
日:オーストラリアガマグチヨタカ

夜行性で、日中は樹上でじっとしていることが多い。フクロウと間違われることもあるが、実際にはヨタカ(夜鷹)の一種で、和名の通りカエルの口のように横に広さのあるくちばしが特徴。虫などを餌とし、豪州やニューギニアに分布。

マスクド・ラップウィング

マスクド・ラップウィング
英:Masked Lapwing
日:ズグロトサカゲリ
シドニー・オペラハウスをバックに

英:Masked Lapwing
日:ズグロトサカゲリ

顔を覆うような大きな黄色い肉垂と、「ケケケ」という鳴き声が特徴的。豪州北部~中東部とNZ、ニューギニアなどの干潟、湿地、草地に生息。市街地にも多いが人に対して用心深く、滅多に近付けない。全長25センチ前後。

クロウ

クロウ
英:Torresian Crow
日:ミナミガラス
街中でも見かけるが、日本のカラスと比べて多少臆病ですぐに逃げてしまう

英:Torresian Crow
日:ミナミガラス

日本には生息していない種類のカラス。これによく似たレイバン(英:Australian Raven/日:ミナミワタリガラス)という鳥もおり、レイバンを見分ける特徴はのどの周りに長めの羽毛が生えていること。

オーストラリアン・ブラッシュターキー

全長60〜75センチと大型
ヒナは成鳥より目立ちにくい色

英:Australian Brush-turkey
日:ヤブツカツクリ

ブッシュ・ターキー(茂みの七面鳥)という俗称も持ち、赤く羽のない頭はハゲワシ風だがキジの仲間。豪州東部の山から住宅地まで広く生息し、餌は木の実や虫。落ち葉などを集めて塚のような巣を作る。

イースタン•コール

オスは全身が緑がかった黒で、目は赤
メスは背中や尾が褐色で白い斑点がある

英:Eastern Koel
日:オーストラリアオニカッコウ

東南アジアから春(9月頃)の豪州にやって来る渡り鳥で、北部から南東部まで広く沿岸を中心に分布。高い樹上を好むが、高い口笛のようなオスの鳴き声を手がかりに探すことができる。昼夜を問わず鳴き続けることも。

オーストラリアン・ウッドダック

巣立ちから1カ月ほどは親子で行動を共にする

英:Australian Wood Duck
日:タテガミガン

豪州全域に分布するカモの仲間で、水がある森や農地、公園、海辺などさまざまな環境に生息。春に8個前後の卵を孵し、ヒナが育った後もつがいで暮らす。クローバーや野草、虫などを食べる。

薮に隠れている鳥

スパーブ・フェアリーレン

オスは頭部や頬の青が鮮やか
メスや幼鳥は茶色の羽にオレンジ色の脚とくちばし

英:Superb Fairy‐wren
日:ルリオーストラリアムシクイ

豪州南東部のユーカリの森に住む、明るい青色のオスがアイコニックな小鳥。つがいや小さな群れでいることが多く、他の小鳥と一緒に餌や水に集まることも。繁殖期にはオスの羽の青がより濃くなる。餌は虫、種、果実など。

ニュー・ホランド・ハニーイーター

ミツスイらしく細くカーブしたくちばしが際立つ。山間部でよく見られるが今回は住宅街の薮で。

英:New Holland Honeyeater
日:メジロキバネミツスイ

翼の一部の黄色が目印の、全長20センチ弱のミツスイ。バンクシアやグレビリアなど豪州の固有種の花が咲く森や庭で、蜜を吸う姿を見ることができる。タスマニアを含む豪州南部に生息している。

レッドブラウド・フィンチ

貯水池脇の藪で、芝種をついばむ

英:Red-browed Finch
日:フヨウチョウ

赤い眉とくちばしが目立つ小鳥で、全長10センチほどと小さめ。小さな群れで行動し、生息域は豪州東部が中心。小川や茂った草のある森、線路沿いの草地などにいることが多く、地面の虫や種などを食べる。

ゴールデンヘデッド・システィコラ

鳴く時に頭の羽が波打って見える

英:Golden-headed Cisticola
日:タイワンセッカ

豪州北部・東部から東南アジアに分布する小鳥。平常時のオスは頭部に黒い縞があるが、繁殖期には縞が消え赤みがかった金色に。湿地のほか、湿気のある草原や農地にいて、草の種や虫を餌としている。

ブラウン・ソーンビル

ブルーマウンテンズの人が多く訪れる案内所付近で

英:Brown Thornbill
日:チャビタイトゲハシムシクイ

豪州南東部を中心に分布する、全長10センチ未満というかなり小型の鳥。羽の色は目立たないが成鳥の目は濃い赤で、他の鳥の声を真似る能力を持つ。つがいでいることが多く、森、水辺、公園など幅広い環境に適応。

オーストラリアン・フィグバード

オスは黒、赤、黄色などの鮮やかな配色
メスは目立ちにくい色をしている

英:Australasian Figbird
日:メガネコウライウグイス

オスは目の周りの皮膚が赤いのが特徴。イチジクの木がある公園や農地でよく見られる中型の鳥で、ベリー類や虫も食べる。豪州北部・東部とニューギニアやインドネシアの一部に生息し、群れを形成する。

海辺や湿地にもたくさんの鳥が!

ターン

ターン
英:Tern(Crested Tern)
日:オオアジサシ
カモメ(シルバーガル)と共に水辺にいることが多い

英:Tern(Crested Tern)
日:オオアジサシ

海洋に生息し、魚などを食べるカモメの仲間。全長は43~48センチで、とさかのような頭の黒い羽毛が特徴。繁殖期は夏場で、インド洋、西太平洋、豪州の他、日本の西表島も繁殖地の1つ。

ペリカン

ペリカン
英:Pelican(Australian Pelican)
日:コシグロペリカン
河川、公園、フィッシュマーケットなど、様々な所でみることができる

英:Pelican(Australian Pelican)
日:コシグロペリカン

日本では野生のペリカンは稀だが、豪州では公園にもいる。翼を広げると2メートル以上にもなり、40~50センチほどのくちばしで魚などを食べる。主に豪州の淡水・海水で生活し、冬にはニューギニアにもいる。

グレート・イグレット

グレート・イグレット
英:Great Egret、Great White Heron
日:ダイサギ
浅瀬の川や池で魚を探しているところがよく見られる

英:Great Egret、Great White Heron
日:ダイサギ

真っ白な羽毛と、長い脚と首を持つ。首を伸ばした状態だと全長は70~90センチ。乾燥地帯を除く温暖な地域に広く分布し、水辺、特に浅瀬を好む。黄色いくちばしは、繁殖期にはほぼ黒に変わる。

ブラック・スワン

ブラック・スワン
英:Black Swan
日:コクチョウ
若鳥と共に

英:Black Swan
日:コクチョウ

豪州の固有種で、乾燥地を除くほぼ全域に生息。全長110~140センチで翼を開くと2メートルほど。幼鳥はグレーで、親子で公園の池などにいることも。渡りは行わないが、乾燥期には水を求めて群れで夜間飛翔する。

ダスキー・ムーアヘン

ダスキー・ムーアヘン
英:Dusky Moorhen
日:ネッタイバン
大きな公園の池などではたいてい見ることができる

英:Dusky Moorhen
日:ネッタイバン

川、池、ダムや湿地に巣を作って暮らし、豪州、ニューギニア、インドネシアに分布する鷭の一種。全長35センチ前後で、濃い灰色の体に赤い額とくちばし(先端は黄色)を持つ。主に水草を食べる。

リトル・パイド・コーモラント

リトル・パイド・コーモラント
英:Little Pied Cormorant
日:シロハラコビトウ
旧シドニー・フィッシュマーケットをバックに

英:Little Pied Cormorant
日:シロハラコビトウ

和名は漢字で「白腹小人鵜」となり、全長50~60センチの小型の鵜。日本では滅多に観察されないが、豪州やNZでは全域の海水、淡水に群れで住み、魚や水中の虫を食べる。写真は羽を乾かしているところ。

ホワイト・フェイスド・ヘロン

ホワイト・フェイスド・ヘロン
英:White-faced Heron、Blue Crane
日:カオジロサギ
川沿いで魚を追ったり、公園の草むらで虫をさがしていることも

英:White-faced Heron、Blue Crane
日:カオジロサギ

「Blue Crane(青い鶴)」と呼ばれることもある青灰色のサギの仲間。豪州全土やNZ、インドネシアなどに分布し、水辺なら庭の池から海辺まで広く生息する。魚、虫、カエルなどを食べる。全長65センチ前後。

ロイヤル・スプーンビル

早朝、シドニー北西部の鳥類保護区の貯水池にて

英:Royal Spoonbill
日:オーストラリアヘラサギ

スプーンのように先の広いくちばしで浅瀬の魚やエビなどを捕らえて食べる。淡水・海水のほか貯水池などでも見られ、豪州東部を中心にほぼ全域に生息。危険を感じると羽毛を逆立てて体を大きく見せる。

オーストラリアン・ダーター

早朝、シドニー北西部の鳥類保護区の貯水池にて

英:Australian Darter
日:オーストラリアヘビウ

ヘビのように細く曲がりくねった首が特徴的な水鳥。豪州北部から南東部にかけてと、インドネシアやニューギニアにも分布。川や湖の水面から首だけ出して泳ぐ姿がよく見られ、長く潜って魚を捕るのが得意。

パイド・スティルト

ヒナと共に浅瀬を歩く親鳥

英:Pied Stilt
日:オーストラリアセイタカシギ

白黒の体とピンク色の長い脚を持ち、細長いくちばしで泥の中の軟体動物やエビを捕らえる。豪州のほぼ全土の池や湿地帯で見られ、分布北限はフィリピン。華奢に見えるが、餌場を求めて長距離の移動も可。

けがや病気の野鳥を見付けたら…

ペットの猫に襲われてけがをしていたり、異物を飲み込んでしまうなどして助けが必要な野鳥を見付けたら、最寄りの動物病院へ連れて行こう。野生動物なら無料で診察してくれる。連れて行く際は、タオルを敷いた通気性の良い箱のような、暗く静かで温かい場所に鳥を入れておくと安全だ。

ひな鳥や羽毛のない鳥を見付けた場合、横たわって動かない、けがや病気にかかっている、親鳥が4時間以上世話をしていないなどの状態であれば、野生動物専門のレスキュー団体に連絡をしよう。連絡先は州ごとに異なり、例えばNSW州なら「WIRES」という団体が電話かウェブで受け付けている(Web: www.wires.org.au、Tel: 1300-094-737)。

警戒心や攻撃性の強い鳥(フクロウやワシ、タカなど)や、けがなどの状態が重篤と見られる場合も、鳥には触れずにレスキュー団体に直接連絡しよう。

バード・ウォッチングのポイント in オーストラリア

(鳥愛好家/写真家=Satoko Clarkeさん  @satochappy545

「日本でもペットとして人気のインコやオウムの仲間はオーストラリア原産の種が多く、こちらでは野鳥として庭や公園などをごく普通に飛んでいます。色鮮やかなレインボー・ロリキートやガラー(モモイロインコ)などがその例で、私もオーストラリアに来たばかりの頃、その光景にとても感動しました。川が近くにある大きな公園などでは特に多くの鳥を見ることができ、シドニー・シティーなら王立植物園も良いスポット。バード・ウォッチングは早朝がベストですが、夕暮れ時にもロリキートやコカトゥーなどが群れで大きな鳴き声を上げながら飛んでいる姿を、見たことがある人も多いと思います。ここでご紹介している鳥以外にもたくさんの種類を野生状態で見ることができますので、ぜひ身近な場所で探してみてくださいね」

電子版でもお読みいただけます
https://nichigopress.jp/backnumber-item/nichigopress-2016-06/

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