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シドニーのクアッド首脳会合は中止 バイデン米大統領が国内事情で訪豪ドタキャン

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広島G7首脳会談で4カ国会合調整

左からインドのモディ首相、オーストラリアのアルバニージー首相、日本の岸田首相、米国のバイデン大統領

 オーストラリアのアルバニージー首相は17日、シドニーで24日に開催する予定だった日米豪印の4カ国枠組み「クアッド」の首脳会合を中止すると表明した。代わりに、19日〜21日に広島で開催される主要7カ国(G7)の首脳会議(サミット)での4カ国会合を調整する。

 米国のバイデン大統領はG7サミットに出席した後、オーストラリアを訪問してクアッド首脳会合に参加する予定だった。しかし、米国の債務上限引き上げをめぐる議会折衝が暗礁に乗り上げているため、サミットには出席するものの外交日程を短縮し、訪豪は中止すると発表していた。

 アルバニージー首相が公共放送ABCラジオで明らかにしたところによると、同日午前4時30分ごろから首相の電話は鳴りっぱなしだった。午前6時前に電話に出たところ、バイデン大統領からだった。大統領は債務上限引き上げの期限となる6月1日までの1週間が非常に重要だとして、訪豪を延期する意向を伝えた。

 また、アルバニージー首相は「4人の首脳は週末、日本にいるので、(大統領は)会合を招集するだろう。4人が揃って話し合う時間を設けたい」と述べた。オーストラリアとインドはG7の一員ではないものの、アルバニージー首相とインドのモディ首相は友好国の首脳としてサミットに招待されている。

 バイデン大統領は今年後半に改めて国賓としてオーストラリアを訪問する。大統領が首相の招待に応じたという。

■ソース

RADIO INTERVIEW – ABC SYDNEY BREAKFAST WITH JAMES VALENTINE, Transcript(Prime Minister of Australia)





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