検索
Close this search box.

豪州ビザ最新情報/地域限定ビザ

SHARE
豪州ビザ最新情報

地域限定ビザ

昨年11月16日の法改正によりサブクラス187 Regional Sponsored Migration Scheme(RSMS)ビザが廃止され、それに代わる地方ビザが導入されました。以前、少し触れましたが、この地域限定ビザに関するお問わ合せをたくさんいただきましたので、今月は改めてこの地方ビザについてご紹介します。

サブクラス「494 Skilled Employer Sponsored Regional visa、494 SESR(地域限定技術雇用ビザ)」

特定の地方地域に所在する雇用主が、豪州労働市場において適した人材を確保することができないといった理由のもと、外国人労働者の雇用を可能にするビザで、豪州労働者の雇用機会を奪うことにつながってはいけないというのが前提になります。今回は2つのストリームのうち、雇用主スポンサー・ストリームについてご説明いたします。

494 SESRはサブクラス482ビザと同様にスポンサーとなる雇用主が必要となります。スポンサーは特定の地方地域(既存の指定地域に昨年11月からゴールドコースト並びにパースが新たに加わりました)に所在する事業であることの他、外国人労働者を雇用するための諸条件を満たす必要があります。全部で3段階の申請から成り、1つはスポンサー会社によるスポンサーシップ申請、2つ目はスポンサー会社によるノミネーション申請、3つ目はビザ申請者本人によるビザ申請が必要になります。

◆ビザ申請者の主な条件
  • スポンサー会社からノミネーションを受けていること
  • 申請時に45歳未満であること
  • 職種リストに含まれる職種からの申請であること
  • 選択する職種におけるスキル証明ができること
  • 選択する職種におけるスキル・アセスメント(職業査定)の認可を得ていること
  • 過去5年のうち最低3年間、関連する職歴の証明ができること
  • IELTS 6.0以上の英語力を証明できること
  • 過去の犯罪歴、健康状態に問題ないこと

494 SESRは5年の暫定ビザであり、そのうち最低3年間、494 SESRの条件を満たすことでサブクラス191 Permanent Residence(Skilled Regional)という永住ビザの申請が可能になります。

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスについての最新情報についてはこちらをご覧下さい。

在日オーストラリア大使館 新型コロナウイルスについて


清水英樹(Hideki Shimizu)
QLD州弁護士、ビザ・移民法政府公認アドバイザー(MARN9900985)。「フェニックス法律事務所」筆頭弁護士所長の他、移民ビザ専門コンサルティング会社「GOオーストラリア・ビザ・コンサルタント」、交通事故、労災を専門に扱う「Injury & Accident Lawyers」を経営する

SHARE
ビザの最新記事
関連記事一覧
Google Adsense