サンシャイン・コースト周辺は遊泳禁止
1月1日付ABC放送(電子版)は、QLD州南東部の沿岸をサイクロン・セスが南下しており、地域は暴風が荒れ、海岸には気象庁(BoM)の波浪警報が出され、各ビーチには地元サーフ・ライフセーバーズの遊泳禁止標識が出されている。
サイクロン・セスの規模そのものは1月1日朝にはカテゴリー2からカテゴリー1に引き下げられたが、依然として時速85km程度の強風を伴っている。
このサイクロン・セスは、1月1日朝にはイェプーンの640km東北東に位置しており、時速14km程度の速さで東南東に移動している。
その後、再び勢力を増すものと予想されているが、1月2日から3日にかけて南下するにつれて速度も落ち、勢力も弱まるものと思われる。
BoMのローハン・スミス当直予報官は、「このサイクロンは今後48時間以内に上陸することはまずないが、日曜日から月曜日にかけてかなり危険な高潮と波浪をもたらすものと思われる」と予報している。
海岸部はフレーザー島海岸からサンシャイン・コースト海岸にかけて1日夕刻からかなり危険な波浪が予想され、2日にはゴールド・コースト海岸部にまで南下するものと見られている。
そのため、ゴールド・コースト南部のビーチはすでに閉鎖されており、来週前半まで続くものと思われる。
スミス当直予報官は、「このサイクロンの強風で東からかなりのうねりが進んでおり、1月1日は州南東部海岸地域で強風が続き、その後もしけ状態が続くことと予想される」と語っている。
サンシャイン・コースト、ギンピー地域では14ビーチが閉鎖されている。
■ソース
Cyclone Seth to whip up gale-force winds as it tracks south along Queensland coast, BOM warns