辛口コメントで映画を斬る、映画通の日豪プレス・シネマ隊長と編集部員たちが、レビューやあらすじと共に注目の新作を紹介!レーティング=オーストラリア政府が定めた年齢制限。G、PG、M、MA15+、R18+、X18+があり、「X18+」に向かうほど過激な内容となる。作品の評価は5つ星で採点結果を紹介。
チャーリーズ・エンジェル
Charlie’s Angels
アクション、アドベンチャー、コメディー/TBC 11月14日公開予定 期待度★★★★
エリザベス・バンクス監督による、次世代のチャーリーズ・エンジェルが公開される。主人公のエンジェルたちを演じるのは、クリステン・スチュワート、ナオミ・スコット、エラ・バリンスカ。3人が所属するチャーリー・タウンゼント探偵事務所は長年にわたりクライアントの警護や調査をこなしてきた。世界で最も勇敢で美しい凄腕探偵・通称エンジェルたちの活躍によってチャーリー・タウンゼント探偵事務所は世界規模の会社へと成長した。そんな中、若きシステム・エンジニアから危険なテクノロジーについての情報が入り、エンジェルたちは世界の平和を守るために立ち上がる。ストーリーもさることながら、さまざまな変装やド派手なアクションも見逃せない。
フォードVSフェラーリ
Ford v Ferrari編集部員がお薦め !
ドラマ、スポーツ/TBC 11月14日公開予定 期待度★★★
アメリカの自動車設計者であるキャロル・シェルビーと、怖いもの知らずのイギリス人ドライバーのケン・マイルズの奇跡の実話『フォード VS フェラーリ』を、映画化。アカデミー賞受賞俳優であるマット・デーモンとクリスチャン・ベイルが演じる。キャロル・シェルビーとケン・マイルズは革命的なレース・カーを発明するため、そして1966年にフランスで行われた24時間の耐久レース「ル・マン・レース」で5年連続優勝を誇る絶対王者フェラーリに勝つために、企業のいざこざや物理の法則、また自分自身の心に潜む悪魔と戦ってきた。絶対王者に立ち向かう、男たちのプライドをかけた挑戦の物語。手に汗握る、カー・レースの映像も見ごたえたっぷりだ。
ジュディとパンチ
JUDY & PUNCH
ドラマ、コメディー/TBC 11月21日公開予定 期待度★★★
港町でありながら海から離れた無法地帯の町で、人形遣いのジュディとパンチはマリオネット・ショーを復興させようとしていた。マリオネット・ショーは、ジュディのすばらしい人形遣いで大成功を収めたが、パンチの野望と酒への異常な執着によって、避けることのできない悲劇が引き起こされ、ジュディは復讐を誓う——。ミア・ワシコウスカとデイモン・ヘリマンが演じる今作は、17世紀に人形喜劇として人気を誇った『ジュディとパンチ』のストーリーをエモーショナルかつダイナミックに捉えた作品。脚本と監督を務めたオーストラリアの女優ミラー・フォークスは伝説のストーリーを覆し、女性が復讐に燃える、激しいダーク・コメディーとして命を吹き込んでいる。
アナと雪の女王2
Frozen 2
ファンタジー、アニメーション/TBC 11月28日公開予定 期待度★★★★★
前作では妹・アナのおかげで、“触れるもの全てを凍らせてしまう力”をコントロールできるようになった姉・エルサは、雪と氷に覆われたアレンデール王国に温かな光を取り戻した。それから3年、深い絆で結ばれたアナとエルサの姉妹は、失われた少女時代を取り戻すかのように、王国を治めながら仲間たちと幸せな日々を送っていた。しかしある日、エルサだけが不思議な歌声を聴く。その歌声に導かれ、仲間と共に旅に出たアナとエルサは、エルサの持つ力の秘密を解き明かすため、数々の試練に立ち向かう。なぜエルサだけに不思議な力は与えられたのか。そして姉妹の知られざる過去が明かされる。旅の終わりに待ち受ける、全ての答えとは——。