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シドニーの乗車船にクレジット・カード、スマホも可

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9月23日、バス車上改札設備の改善工事完了

 シドニー都市圏の公共交通機関はフェリー、鉄道、ライトレール、バスの改札機をオパール・カードのみから、クレジット・カード、デビット・カードの他、カード口座とリンクされていればスマート・フォンやタブレットでも乗降改札が可能になった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 他の交通機関はすでに改善工事が済んでいたが、バス車上改札設備の工事が9月23日に完了し、これでシドニー都市圏のすべての公共交通機関でオパール・カード以外のカード、端末機器が使えるようになった。これで過去の切符のように改札機の中を通さなくても改札パッドに当てるだけで改札されるコンタクトレス化が完了した。

 2018年3月にフェリーとライト・レールの改札機改良工事が完了し、同年11月には鉄道も完了していた。新改札機はビザ、マスタカード、アメリカン・エキスプレスのカードとそれにリンクしている端末機器が使える。また、最近までオパール・カードがクレジット・カードや端末機器とリンクしておらず、クレジット・カードやカードとリンクした端末機器は使えてもオフピーク料金、週利用回数割引、乗り換え割引などが適用されないという不都合があったが、この問題も8月に改善され、クレジット・カードや端末機器での乗車船もオパール・カード口座に記録され、これらの特典を受けられるようになった。

 ただし、シニアーズ・カード所持者、年金受給者のコンセッション割引その他の割引を受けるためには従来通りコンセッション専用オパール・カードを使わなければならない。

 クレジット・カードやデビット・カードなどを持たない旅客は従来通りオパール・カードが使えるが、今後EFTPOS機能の追加も検討されており、オパール・カードではその機能が使えないとしている。

 コンスタンス運輸相は、「クレジット・カードが使えることでシドニーに一度だけ訪れるような旅行者にとってはオパール・カード購入の手間が省けることになる」と語っている。また、オパール・カード利用者がカード残金マイナスのまま捨てる行為で乗車船料金回収不能になる損失を防ぐというメリットもある。

 また、クレジット・カードや端末機器での乗車船料支払いを確認できる機器を持った鉄道職員による車内検札が行われ、違反者には$200の違反罰金通告が与えられる。
■ソース
‘Final piece of the puzzle’: Opal cards no longer required for Sydney transport

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