皮むいたオレンジをパッケージ販売

クリーンナップ・デー創始者が批判

 フランスでは小売店が食品を大量廃棄することを禁じる法律が成立した。また、海外の動きに力づけられ、オーストラリア国内でもスーパーマーケットなどのプラスチック・ショッピング・バッグを禁止すべきという意見が再び強まっている。また、SA州などのように飲料水の瓶の保証金制度を広めるべきだという声も根強い。アメリカでは、皮をむいたオレンジを1個ずつプラスチック・パックに入れて販売しているというニュースが流れ、Clean Up Australia Day創始者のイアン・キアナン氏が、「便利さもここまで来ると狂気の沙汰」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 情報源は、ナサリー・ゴードンさんというツイター・ユーザーで、アメリカの高級スーパーマーケット、Whole Foodsで、このオレンジのパッケージを見つけてツイートしたところ、バイラルになり、8万回以上もリツイートされている。反応として、資源の無駄づかいを批判する声がある一方で便利さに賛同する声も挙がっている。

 キアナン氏は、「その程度の便利さは環境破壊してまで求めるほどのものではない」と語っている。3月6日のClean Up Australia Dayで、国内では70万人ほどが参加し、街頭、水路、公園などで清掃作業を行った。キアナン氏は、「まったく愚かなことだ。大自然がつくり出したオレンジの自然のパッケージは完璧じゃないか。プラスチックは石油から造り出したもので、耐久性があり、用途によっては有益だが、この場合のプラスチックはまったくの無駄づかいだ」と語っている。

 ABCの報道によると、Whole Foodsはゴードンさんのツイートに返事を送り、「皮をむいてプラスチック・パッケージに入れたオレンジを便利と喜ぶ人もいるが、当社では同商品を店頭から撤去した。もともと、一部のチェーン店が季節の商品を試験的に店頭に出すことは時々行っていること」と述べている。

 また、米国立公園局によると、オレンジの皮は5週間で分解し始めるが、プラスチックの飲料瓶は自然界で分解するのに450年かかるとしている。
■ソース
Packaged peeled oranges ‘convenience gone mad’, Clean Up Australia Day founder says

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