車両登録期限切れで巨額の罰金

ステッカー廃止以来違反者急増

 NSW州運輸局が車両登録ステッカーを廃止して以来、再登録を忘れ、無登録でドライブ中に検挙されるドライバーが増えているとの報道があった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 2015年、シドニー工科大学(UTS)のデビッド・ボンド講師は、義母の車を運転中に警察車に停められ、登録切れの乗用車を運転していたかどで巨額の罰金を伴う切符を切られた。ボンドさんは、2013年の自動車登録標章(ステッカー)廃止以降に登録切れ違反検挙件数が増えているのではないかと疑い、調査を始めた。

 ボンドさんは、「最初は単なる好奇心で、ステッカー廃止後、うかつに登録更新を忘れて検挙される人が増えているのではないかということを確かめたかっただけだった」と語っている。

 UTSビジネス・スクール主任講師のボンドさんは、「情報の自由」法に基づき、NSW州政府に対して過去5年間の無登録車両検挙データを求めた。データを入手した結果、ボンドさんの読みは当たっていた。2010年から2015年の間に同違反件数が54%跳ね上がり、78,696件に達しており、州政府の交通違反罰金収入がほぼ倍増、5,000万ドルにもなっていた。さらにデータを分析した結果、2013年には違反率が21%跳ね上がり、79,408件になっていた。ボンドさんは、「原因を確定することは難しいが、ステッカー廃止がその一因になっていることは考えられる」と語っている。特に64歳以上のドライバーでこの違反の上昇率が大きく、5年間で148%の上昇率になっている。

 また、NSW州の無登録車両運転罰金は$637、重車両では$1346と違反点数4ポイントとなっている。ドライバー団体、NRMAのピーター・コウリー・スポークスマンは、「検挙数の増えている理由は、過去2,3年の間にスピード・カメラ、赤信号カメラの設置箇所が増えたことがあるのではないか」として、ステッカー廃止が主因という考えに疑問を持っており、「保険更新の際に車両登録も思い出すはずだ」と語っている。
A fine for mother-in-law’s unregistered car has led to a search for answers

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