難民船、クリスマス島に接近の情報

連邦政府は完全黙秘状態

 6月27日、難民船がクリスマス島に接近中との情報が広まっているが、メディアの質問にもトニー・アボット保守連合連邦首相は話をそらせるだけで、正面から答えようとしないことが報道されている。

 フェアファクス系メディアが伝えるところによると、難民船はクリスマス島300kmにあり、水漏れが激しいとされている。同メディアが電波で同船に乗っていると主張する2人と話しており、同船には153人乗っているとしている。同メディアと話した1人はタミル系の女性で6月13日にインド南部を出航したとしている。

 しかし、アボット首相はABC放送の質問に対して、「オペレーション・ソブリン・ボーダーズについては、我々は通常の任務を粛々と遂行するだけ」と答えるだけで、難民船に救援船を差し向けたかどうかも答えなかった。また、スコット・モリソン移民相のスポークスマンは、「政府は、海上で人命の危険がない限り、国境警備活動について発表しない」とのみ発表している。

 6月26日に同難民船乗客と通話したと発表している難民支援団体は、「難民船は海水が漏れているのではなく、エンジンのオイル漏れがあるだけだ」と発表している。また、緑の党の移民問題スポークスウーマン、セーラ・ハンソン=ヤング上院議員は、「船には子供30人を含め、153人の難民希望者が乗っている。インドから航海してきており、クリスマス島の近くにいる。船はトラブルに陥っている。明らかにオーストラリアを目指して航海してきた難民認定希望者で救援を求めている。報道通り、船がトラブルに陥っているのであれば、豪政府は緊急に行動しなければならない。これ以上、船の沈没や生命の犠牲を出してはならない」と語っている。(NP)

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