アボット前首相、米保守団体で演説

「彼の権利」とターンブル現首相が擁護

 1月24日、トニー・アボット前首相は、次期連邦選挙にシドニー・ノース・ショアのワリンガー選挙区の公認選に出馬する意図を明らかにしたが、26日には米キリスト教系超保守ロビー団体の招きで渡米し、団体の集会で演説することになっている。一方、マルコム・ターンブル現連邦首相は、「アボットがアメリカで自由防衛同盟(ADF)のメンバーの前で演説するのは彼の権利。その権利を尊重する」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同ロビー団体はアリゾナ州に本拠を置くキリスト教保守法曹界を主体として運動を展開しており、妊娠中絶禁止、同性結婚反対、これまでのフェミニズム運動の成果を破棄することなどを唱えている。

 チャネル・テンのインタビューに答えたターンブル首相は、「アボット氏は、中絶や同性結婚については社会保守的な考えであり、ADFでは彼に似た考えの人々に向けて講演するだろう。保守連合は様々な考えの人が寄り集まっており、誰でも自分の意見を発表する権利がある。私はその権利を尊重する」と語った。

 ADFスポークスマンがABC放送に声明を送り、「当団体は、人々が自分の信仰に基づいて自由に生きる権利を提唱している。言論の自由や宗教の自由などの人権を防衛し、結婚と家族の結びつき、特に子供の権利を擁護する」と述べている。

 一方、ADFは、「社会が同性愛に対して寛容になってしまったのは、学校教育などを通して吹き込まれてしまったからだ」という立場を取っている。また、法曹界の潤沢な資金で連邦議員などに活発なロビー活動を行っている。
■ソース
Malcolm Turnbull ‘respects’ Tony Abbott’s right to address Alliance Defending Freedom in US

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