「今後2,3週間がもっとも困難な時期に」
増え続ける陽性者と入院患者とに、ドミニク・ペロテイNSW州政権がようやく腰を上げ、1月27日の期限付きでコロナウイルス規制を一部復活した。ペロテイ州首相は、「今後2,3週間がもっとも困難な時期になるだろう」と語った。
1月7日付ABC放送(電子版)が伝えた。
また、個人でできる迅速抗原検査(RAT)で陽性判定が出た場合にはService NSWに登録することが義務づけられる。
1月8日より、選択的手術が停止され、ホスピタリティ施設、娯楽施設、レクリエーション施設での歌唱とダンスが禁止される。ただし、結婚式での歌唱、ダンスは禁止されない。
また、大規模なイベントは保健当局のリスク評価が行われ、保健当局の判断で開催延期処分もあり得る。
ペロテイ州首相は、「この規制変更はごく小規模であり、病院とその職員への重圧を緩和する目的に対してバランスの取れた措置だ。社会を開放しつつウイルスと共存するためには、自宅から出てワクチン接種を受け、ブースター接種を受けることが大切だ」と語っている。
NSW州では、今後8日以内にICUに収容される患者数が2020年3月のパンデミック宣言以来最大になると予想されている。
また、ペロテイ州首相は、「来週から利用可能になるService NSWの新しい報告システムで個人のRAT陽性結果を登録することができるようになる。登録後は通常のPCR検査での陽性の場合と同じく規則に沿って自己隔離に入ってもらいたい」と語っている。
また、イベントについては、NSW州保健局が高リスクと判断した場合にのみ主催者に通告し、現行のコロナウイルス・セーフ・プランに沿った改善策を指導する。保健局からの通告がない場合には問題なくイベントを開催できるものと考えてもらいたい。ただし、大勢の人が触れ合うほど寄り集まることはできるだけ避けてもらいたい」と語っている。
1月7日、州政府は新たに38,625人がコロナウイルス陽性と判定され、また11人が亡くなったと発表している。
■ソース
NSW Premier Dominic Perrottet reinstates several COVID-19 restrictions