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NSW州、17,316人が陽性判定、29人が死亡

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2回の本接種に比べ、ブースター接種率伸び悩み

 1月27日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州政府の発表として、同月26日午後8字までの24時間に新たに17,316人がコロナウイルス陽性と判定され、29人が死亡したと伝えている。

 コロナウイルス感染入院患者は、前々日の2,943人、前日の2,794人からさらに減って2,722人となっており、うち181人がICUに収容されている。

 前日には21,030人が陽性と判定され、NSW州では2020年3月のパンデミック宣言以来の陽性者総数が100万人を突破していた。

 1月27日発表の陽性者数のうち、7,382人は迅速抗原検査キットで判定され、9,934人はPCR検査ではんていされた。

 18歳以上の人口の36%がブースター接種を済ませており、5歳から11歳までの児童の33%が1回目の接種を済ませている。

 また、ドミニク・ペロテーNSW州首相は、「2月1日から始まる新学年に備え、州内80%の学校にRATキットの配給を済ませた」と発表した。新学期の対面授業が始まれば、最初の4週間は児童生徒も1週間に2回のRATキットで検査を受け、コロナウイルス陽性の児童生徒が教室に入るリスクを減らすことになっている。

 さらに、「RATキットを配布する大規模な作業は今後も続けられ、検査状況をチェックするプログラムも初日から開始する。子供を学校に送ることを心配する保護者も多いが、新学期から対面授業に入ることは子供の教育面でも精神衛生面でも社会面でも重要なことだ」と語っている。

 同紙が発表したデータによると、シドニー地域で現在のオミクロン株陽性発生率のもっとも高い地区はブースター接種率がもっとも低い地区であり、一方、学歴・所得の高い北部と東部ではすでにブースター接種率が50%を上回っている。一方、ブースター接種率がもっとも低いカンバーランド、リバプール両地区ではブースターまでの3回の接種率が25%から29%にとどまっている。そのため、NSW州政府がブースター接種を呼びかけている。
■ソース
NSW records 17,316 COVID cases and 29 deaths

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