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NSW州、新たに11,807人が陽性、27人が死亡

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高齢者施設のブースター未接種に原因調査

 2月2日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州政府の発表として、2月1日午後8時までの24時間のコロナウイルス検査で5,493人がPCR検査、6,314人が迅速抗原検査(RAT)で合計11,807人が陽性と判定されたと伝えている。また、27人がコロナウイルス感染症で死亡している。

 また、州内の一部の高齢者介護施設で未だにブースター接種が行われていないことが明らかにされ、州と連邦の保健当局が原因調査を始めた。

 現在、NSW州では前日より127人少ない2,622人がコロナウイルス感染症で入院しており、そのうち170人がICUに収容されている。

 2月1日、NSW州政府のブラッド・ハザード保健相が、「州保健当局は連邦保健当局と協力し、なぜ比較的少数のNSW州内高齢者介護施設で入居者がブースター接種を受けていないという事態が起きたのか、原因調査を始めた」と発表している。

 高齢者社会福祉団体「Aged and Community Services Australia」のポール・サドラーCEOは、少なくとも10%の高齢者介護施設入居者がブースター接種を受けられていないと推定しており、一方、Operation COVID Shieldの広報担当者は、「1月31日現在、99%を超える高齢者介護施設がブースター接種クリニックを開いたか、既に開く予定になっているはず」と語っている。

 2月1日のナショナル・プレス・クラブでの講演で、スコット・モリソン連邦首相は、「世界的なパンデミックのため、この夏も行動が限られていることをオーストラリア国民が不満に思い、がっかりしている気持ちはよく理解している。私もすべてを的確に判断できたわけではなく、批判を受けたり、責められることも当然だと思う」と語ったが、2019年/20年のブッシュファイアの際に休暇でハワイに行ってしまっていたことやRATキットの品不足を招いたことについて謝罪する気があるか?と問われ、コロナウイルス対策でワクチン調達配給、高齢者施設での入居者の間の蔓延と死亡など様々な不定際を認めたものの謝罪は一切しなかった。
■ソース
NSW records 11,807 new COVID-19 cases, 27 deaths as investigation launched into aged care boosters

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