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WA州各地のブッシュファイア燃え続ける

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SA州境ではNSW州の冷凍トラック炎上

 2月7日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、WA州の南西部、南東部、パース市の東、南の地域でブッシュファイアが燃え続けているほか、エア・ハイウェイのWA/SA州境チェックポイントではNSW州の冷凍トラック2台から出火したと伝えていている。

 SA州消防緊急援助局(DFES)によると、現場はSA州のユークラのはずれのボーダー・ビレッジ・ロードハウスに近いエア・ハイウェイのチェック・ポイント、出火したのはNSW州のScott’s Refrigerated Logistics所属の冷凍トラック2台で、その他にトレーラ3台が焼けている。この火事でハイウェイの見通しも悪くなり、3時間にわたって道路警報が出された。

 WA州では、州の穀物地帯の2箇所、パース市から250km東の地域、州南部のデンマーク・シャイア、ブリッジタウンなど4箇所でブッシュファイアが燃え続けている。

 DFESのクレイグ・ウォーターズ副長官は、「3箇所は未曾有の緊急事態と宣言された。何百人もの局員、ボランティアが消火活動にあたっている」と発表している。

 普段は寒冷湿潤なデンマーク・シャイアでは住宅4戸の他建物がいくつか全焼している。

 また、ブリッジタウンでも住宅1戸が全焼しており、男性1人が自宅の消火活動中に負傷し、病院に運ばれた。その他、ゴルフ・クラブ、シャイア・ディーポー、廃棄物処理場なども被災している。

 穀物地帯のナロジンの町では家屋、養豚場、家畜などに甚大な被害が出たと報道されており、クアイラディング、コリジン、コンディニン、クリンなどのシャイアの4万ヘクタールが焼けている。また、地域の学校が休校している。

 DFESのダレン・クレム長官は、「WA州のブッシュファイアが激しくなってきており、気候変動が原因の一部になっていると考えられる。デンマーク・シャイアはWA州最南部にあり、緑の多いところだが、2月4日夜には火災の規模が倍になっている。これは普通ではない。火災の激しさが何事かの変化を示している」と語った。
■ソース
Freight trucks ignite as homes, businesses burn across ‘unprecedented’ fronts in WA

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