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ペロテー州首相「規制再強化勧告聞いていない」

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NSW州の感染者数再び増加の傾向

 3月13日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州で感染者が増加傾向にあり、オミクロン株亜系統BA.2の感染力が従来の系統に比べてかなり強くなっているとも見られている。そのため、一部の私立学校ではマスク着用義務化の再導入を決めたところもあるが、同日、ドミニク・ペロテーNSW州首相が、「コロナウイルス規制の再強化への勧告は聞いていない」と語り、当面コロナウイルス規制を再び導入する考えはないことを示したと報道している。

 3月13日、シドニー都市圏西部を訪れたペロテー州首相が発言したもので、「コロナウイルスが消えることはない。今後も感染者の波があるはずだ。現在の状況が対策の変更を必要としているという勧告は受け取っていない」と語っている。

 3月10日、ブラッド・ハザードNSW州保健相が、「NSW州で亜系統BA.2が主流になってきており、4月には感染者が2倍になることもあり得るので心構えしておくこと」と呼びかけており、ハザード大臣に提出された内部資料でも、「屋内でのマスク着用義務」など、2月18日以前のコロナウイルス規制再導入を勧告している。

 最近の感染者数は非常に上下が激しく、3月7日の8,985人から10日には16,000人になり、3月13日発表では12,850人となっている。また、3月6日には8,782人だった。

 NSW州保健局は、マスク着用、在宅勤務などの復活を望んでいるが、ハザード保健相ら政府は乗り気ではない。ハザード大臣は、「NSW州保健局の依頼でNSW大学が行った暫定的なモデリングでは、今後4週間から6週間の間に感染者が倍増する。この数日のデータを見ていた人には分かるだろうが、これまでに感染者が増加しており、気づかわれる」と語っている。

 3月13日発表の7人の死者のうち4人は女性、3人は男性だった。また、40代1人、50代1人、70代2人、80代2人、90代1人となっている。60歳未満の死者のうち2人はブースターを含めて3回の接種を受けていたが、重篤な基礎疾患があった。また、70歳以上の死者のうち1人は4回、2人は3回、2人は2回の接種を受けていた。
■ソース
Premier says he hasn’t been advised to tighten restrictions as NSW records 13,093 cases

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