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オーストラリアの消費者物価指数、3月期は前年同期比7.0%上昇 前期比1.4%上昇

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市場予測はわずかに上回る

 オーストラリアの激しいインフレがピークアウトした可能性が、改めて浮上している。オーストラリア統計局(ABS)が26日発表した1〜3月期の消費者物価指数(CPI)の上昇率は、前年同期比で7.0%となり、33年ぶりの高水準となった2022年10〜12月期の7.8%から減速した。前期比の上昇率も1.4%と前期の1.9%から鈍化した。

 市場予測は前年同期比6.9%、前期比1.3%だった(ロイター通信)。いずれも0.1ポイント上回ったものの、豪準備銀(RBA)が金融政策の目安としてより重視する「トリム中央値」(極端な物価変動を除いたCPI)は、前年同期比6.6%(前期は6.9%)と市場予測の6.7%を下回った。

 項目別に前期比の変化を見ると、年初の診療費や授業料の改訂を受けて、医療サービス(4.2%)、高等教育(9.7%)が大幅に上昇した。卸売価格引き上げの影響でガス代も14.3%上昇。学校の休暇や大規模イベント開催を背景に宿泊料金が値上がりしたため国内旅行も4.7%上昇した。

 ABS物価統計部のミシェル・マーカート氏は声明で「3月期のCPIは減速した。前期比の上昇率は21年12月期以来最も低い水準となった。依然として大半のモノとサービスが値上がりしているが、これまでのいくつかの四半期と比べて上昇の幅が小さくなっている」と指摘した。

■ソース
CPI rose 1.4 per cent in the March 2023 quarter, Media Release(Australian Bureau of Statistics)

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