「私が女だから辞職に追い込まれた」

前豪郵便CEO、モリソン連邦首相非難

 4月12日、前オーストラリア郵便CEOのクリスティーン・ホルゲート氏は、連邦議会上院でのオーストラリア郵便問題調査委員会で証言し、「功績のあった社員に高価な時計を贈ったことは、(オーストラリア政府100%株主の)民営企業としては違法行為ではない。私が女だから、スコット・モリソン連邦首相らのいやがらせにあってやめざるを得ないところに追い込まれた」と証言した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 2018年、オーストラリア・ポストは、支払い代行の業務契約を獲得してきた4人の社員に褒賞としてカルチェの時計を贈ったことが社会的な話題になり、モリソン連邦首相も世論に乗ってホルゲート氏の責任を追及した。社会的な追及を受けてホルゲート氏は辞職している。

 上院調査委員会の証言席に座ったホルゲート氏は辞任当時とは違って反撃の意志を固めて望んだことが察せられるほどで、「モリソン首相の閣僚、モリソン首相の議員は、女性に対する最大限に忌まわしい悪行で非難されている。ところがその人達は未だにその席にあり、オーストラリア国民を代表して仕事を続けている。それに比べて私は職を追われた。時計問題ではいやがらせや脅迫も受け、一時は自殺も考えたことがある。モリソン首相も連邦議会で私をつるし上げた。私は気に入っていた職を辞めざるを得なかった。何の犯罪も犯していないのに首相に議会で侮辱され、さらにはルチオ・ディ・バルトロメオ会長のいやがらせを受け、会長は首相が社会に向かって私をやめさせるように指示し、ディ・バルトロメオ会長が違法に私をやめさせた。私は何の不正も違法行為も行っていない。彼らのいやがらせはそれだけではすまなかった。その後も偏見に基づいた捜査や脅迫を受け、さらにいろいろと言われ続けた」と証言している。

 モリソン政権は、数人の元女性職員らから連邦議事堂内での強姦やいやがらせ、差別行為、わいせつ行為などの訴えが噴き出しており、先の連邦選挙時にモリソン自由党内の女性蔑視を批判して脱党、政界引退したジュリア・バンクス元議員や、同じように政界の女性蔑視を批判したジュリー・ビショップ元外相らの批判を裏付ける結果になった。

 モリソン首相は、大臣入れ替えで数人の女性議員を起用したが、その言動がたたって、見せかけだけの批判を免れていない。

 上院調査委員会の証言席で、ホルゲート氏は、氏が辞職するまでの過程でディ・バルトロメオ会長が虚偽や偽証を行ったと証言し、会長の辞任か、罷免を要求した。

 事件当時の2020年11月3日、アンソニー・アルバネージ労働党党首も、「ホルゲート氏が辞任することはまったく道理にかなっていると思う」と発言しており、モリソン氏を支持していた。
■ソース
‘I have done no wrong’: Christine Holgate says her gender was a factor in being forced out of Australia Post

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