NSW州保健相「ロックダウン諦め、デルタと共存も」

「感染を抑制できないなら他に道はない」

 7月7日付ABC放送(電子版)は、ブラッド・ハザードNSW州保健相が、「NSW州は現在のコロナウイルス・アウトブレークを鎮静化できないかも知れない。その場合、ロックダウンを諦め、規制緩和を進めてデルタ株と共存していかなければならないだろう」と語ったことを伝えている。

 ハザード保健相は、「州がコロナウイルス感染を抑制できないなら、デルタ株と共存していくしかない」と語っている。

 長時間の記者会見の最後に州保健相がこのような発言をしたことは、NSW州政府のパンデミック対策に大きな変更があり得ることを予感させるものもので、爆発的な蔓延にならないものの毎日30人前後の新感染者が現れている。

 しかも、シドニー都市圏東郊ボンダイに始まった感染は現在では都市圏南西部のリバプール、フェアフィールド、カンタベリー、バンクスタウンなど非英語圏の移民が集中している地区に震源が移っており、家族や親戚同士で集まる習慣や英語がよく理解できないために情報を逃すおそれが言われている。

 そのため、ケリー・チャント主席医務官も、「必要がなければ出歩かないように。食料がある限り自宅に閉じこもっていてほしい」と呼びかけている。

 ハザード保健相は、「もし、個々人がチャント主席医務官のメッセージを聞かず、それに応えることもしないなら、いずれはコロナウイルスが常にこの社会のどこかに存在することを受け入れなければならなくなる。特にシドニー都市圏南西部のカンタベリー、バンクスタウン、フェアフィールド、リバプールの住民は個々人の行動が私達の社会とウイルスの関係を決めることになることをはっきりと理解してもらいたい」と発言している。

 グラディス・ベレジクリアン州首相も、7月8日にはさらに陽性者が増えることを予告し、シドニー都市圏南西部の4地方自治体域に対してさらに厳しい社会距離規制を発令しなければならなくなることも警告している。

 また、NSW州警察も4自治体域での警察活動を強化し始めている。
■ソース
NSW may have to give up on lockdown and live with Delta variant, government admits

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