オーストラリアの学校生徒学力低下止まらず

数学、国語、科学の3分野のPISA調査

 世界の50万人強の15歳の学校生徒を対象とする調査でオーストラリアの生徒の学力は、数学では中国の生徒に平均3.5年遅れていること、また数学、国語、科学の3分野で長期的な低落傾向にあることが示されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 PISA(OECD生徒の学習到達度調査)の調査は、3年ごとに79か国の60万人の15歳の生徒の数学、国語、科学の学力を評価するもので、オーストラリアでは740校、14,000人を超える生徒の学力を評価している。

 このたび、2018年のPISAの調査が発表され、この3つの分野でオーストラリアの生徒の学力がOECDの平均をわずかに上回る程度で長期的な低落傾向にあることが明らかになった。

 PISAの全国プロジェクト・マネージャ、スー・トムソン氏は、この結果について、「警鐘をならすものだ」として、「我が国の学校は、数学でも国語でも科学でも子供達が必要とする学力を与えていない。他の国と比べても我が国は十分な学力を与えていない。気がかりなことだ。特に世界経済では子供らが成長した時には世界中の生徒を相手に競争しなければならない」と語っている。

 また、国内では、SA、TAS両州、北部準州(NT)の学力がOECDの平均を下回っている他、ACTとWA州は平均を上回っており、NSW、VIC、QLDの3州は平均的な数値になっている。

 さらに、2000年以来、オーストラリアの15歳の学力が低下を続けている。

 オーストラリアを上回っている主な国には、中国、シンガポール、エストニア、カナダ、フィンランド、アイルランド、韓国、ポーランドがあり、オーストラリアとほぼ同列な水準にある国として、スエーデン、ニュージーランド、アメリカ、イギリス、日本が並んでいる。
■ソース
Australian students behind in maths, reading and science, PISA education study shows

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