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パートナー・ビザから離婚手続きまで移民法に強み、日豪をまたぐサービスを提供 ─「エインズワース・オルブライト法律事務所」

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 民商事案件から刑事事件まで幅広く手掛ける国際総合法律事務所であるエインズワース・オルブライト法律事務所。総合的な法律助言を行う同社で代表弁護士を務める占部英高氏に、同所の強みや、自身のバックグラウンドを生かした得意分野、法務を執り行う中で心掛けている点、今後の展望などについて話を伺った。

相談者と共闘するパートナーとして質の高いリーガル・サービスを提供

── 特に得意とする分野や、他の法律事務所にはない強みはどのような点ですか。

 弊所の強みは、何よりも「豊富な法律知識と実績」、「交渉力」、そして「丁寧な対応」であると考えています。得意とする分野はいくつかありますが、会社設立、事業承継、企業法務、雇用・労務関係、国際商取引、移民法・ビザ申請、国際離婚、遺言と相続、訴訟調停法務を中心に、渉外案件全般に力を入れて参りました。これまでも、訴訟での裁判書類やビザの申請書類の作成から、商取引や紛争中の相手方との交渉まで、説得力ある交渉を行うことで、数多くの法律問題を解決に導くことができました。

 オーストラリア全域及び日本や海外在住の日本人の方々からも数多くの相談を頂いており、その多くが日豪両国に関連する問題を抱えています。そうした相談で最善の結果を導くためには、法知識はもとより、日豪両国の法制度や社会の慣習、更には日本人とオーストラリア人それぞれに特有な文化的背景を踏まえたコミュニケーション能力が不可欠です。どのように伝えれば相手側当事者を説得しやすいのか、交渉がスムーズに進むのかを念頭に、日本語と英語の両言語を駆使し、難解な交渉に当たっています。私は、父親の駐在によりシドニーで生まれ、日豪双方の文化を背景に育ち、両国で法律を学んで参りました。日豪の両方の側面を併せ持つことで、依頼者には丁寧な説明を重ね、日本の細やかなサービスを提供する一方で、時に力強い交渉を行うなど、常に依頼者に喜んで頂ける結果を提供できる法律事務所であり続けたいと思っています。

──ご自身のバックグラウンドを生かし、弁護士としてどのようなアドバイスを行っていますか。

 私は高校を卒業後、長年生まれ育ったシドニーを離れ日本の大学の法学部に進学し、国際比較法を専攻しました。大学卒業と共に、当時、積極的に海外事業を展開していた日本の電機通信機器の商社に就職しました。入社2年目からアメリカで実務研修を受けた後、オランダとイギリスで合計約2年間の駐在を経て、シドニーに現地の代表取締役として着任。オーストラリアでの最初の任務は、シドニーとメルボルンで別会社として経営していた自動車事業と光ファイバー通信事業を統合し、メルボルンを拠点に会社を1社に集約することでした。

 特に、オーストラリアの事業統合を通して、当時分離独立していた2社それぞれの事業内容の整理、それに伴う事業提携契約の見直し、会社再編の手続きに伴うコンプライアンス、日本の本社を含めた海外のステークホルダーとの連携と調整業務、更には外部の専門家の方々との連携に明け暮れる日々を送っていました。今は弁護士として、日系企業または個人事業主の皆様に会社経営や事業経営で欠かせない契約書の作成とそのための交渉、雇用労務の相談、行政手続きから各種コンプライアンスまで、企業法務を全面的にサポートさせて頂いています。常に企業経営の現場に立つ皆様の視点に立ちながらも、法律実務の専門家であってこそ提案できるソリューション型のアドバイスをするように心掛けています。

──在豪日本人のサポートを行う中で、家族法や移民法関連ではどのような相談が多く寄せられますか。

 家族法においては、婚姻生活が破綻し別居・離婚となり夫婦間に子どもがいた場合に、どちらの親と一緒に住むのかという点が最大の争点となります。特に日本人以外の配偶者と国際結婚をされていて、オーストラリアでの婚姻生活が破綻し、相手方配偶者の承諾を得ずに子どもを連れて日本に帰ろうとすることは誘拐に当たるため、注意を喚起しており、更に子どもの養育及び監護義務について正しい認識を持って頂くよう、アドバイスを提供しています。近年、日本人同士の夫婦で婚姻生活が破綻し、日本とオーストラリアのどちらで離婚手続きを行う方が好ましいか、という相談も多く頂いています。また、移民法案件で個人からの相談が多いのは、パートナー・ビザの申請になります。真に婚姻関係もしくは事実婚関係を形成していることを証明できることがパートナー・ビザの取得には欠かせません。この分野での豊富な知識と経験を生かし、徹底して担当審査官が納得する申請書類の作成にこだわり、申請をサポートします。

──今後の展望をお聞かせください。

 弊所では、皆様に信頼される良きパートナーとして常に成長し続け、クライアントと共に闘い、依頼者にとって最善の結果を提供できる法律事務所でありたいと考えています。そのためには、デジタル化が急速に進むグローバル社会において、迅速かつ的確に皆様のニーズにお応えできるよう、IT 環境を強化し、海外各国の専門家の方々とも更なる連携を図り、遠隔にいらっしゃる依頼者の方にも、充実した質の高いリーガル・サービスをタイムリーに提供して参ります。そうすることで、1社でも多くの企業が、また1人でも多くの人が、普段なじみの薄い難解な法律のハードルを乗り越えて、オーストラリアで次の新たな一歩を踏み出せるように、全力で皆様の活躍と幸せを応援いたします。

<事業内容>
国際総合法律事務所として、民商事案件から刑事事件まで幅広い法律分野に携わり、実績と経験豊富な弁護士がクライアントの「最善」と「安心」を迅速な対応でサポート。徹底したコスト・パフォーマンスと安心な料金システムで法人、個人に向けた法律助言を行っている。

Ainsworth Albright Lawyers

<Sydney Office>
●住所:Level 29, Chifley Tower, 2 Chifley Sq., Sydney NSW 2000
●Tel: 02-8806-1358
<Melbourne Office>
● 住所:Level 13 , 200 Queen St . ,Melbourne VIC 3000
●Tel : 03-8600-6960
● Email : info@ainsworthalbright.com
●Web : www.ainsworthalbright.co

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