自由党党首争い、タンブルが新首相に

ジュリー・ビショップ副党首は留任

 9月14日夜、連邦議事堂会議室に連邦自由党議員100人が集まり、党首選挙を行った。開票の結果、トニー・アボット連邦首相が44票を獲得したのに対して、マルコム・タンブル議員は54票を獲得、タンブル議員が新党首に選ばれ、新組閣と連邦総督による任命を待って、第29代連邦首相に就任する。続いて行われた副党首選挙は、副党首のジュリー・ビショップ外相が70票、対立候補のケビン・アンドリュー議員が30票で、ビショップ外相の副党首留任が決まった。タンブル議員は2009年12月1日に自由党右派議員の支持を受けたアボット氏が1票差で党首に就任している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 党首選は午後9時15分から始まり、40分近くしてようやく記者団を前に発表があった。

 投票後、野党労働党のビル・ショーテン党首がツイートし、「マルコム氏の場合、いつだって話題はマルコム氏だ。わが国に新しい自由党党首はいらない、オーストラリアが必要としているのは新しい政権だ。労働党は挑戦する」と語った。

 世論調査では常にタンブル議員が最高の支持率を得ており、アボット議員支持率ははるかに低いが、保守連合政治家や支持者の間ではタンブル議員は「進歩的過ぎる」と敬遠されていた。

 タンブル議員はアボット議員と同じくローズ・スカラーを得てイギリスに留学し、弁護士、投資銀行家を務めた後、政界入りした。ハワード、アボット両政権で大臣を務めており、インテリジェンスとコミュニケーション技術で高い評価を受けている。しかし、保守連合議員の中にはタンブル政権が気候変動政策や同性結婚などで大きく方向転換するのではないかとの懸念もわだかまっている。
■ソース
Liberal leadership spill: Malcolm Turnbull to become prime minister after toppling Tony Abbott

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