ターンブル首相、12月訪日で調整

全国紙「オーストラリアン」報道


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 マルコム・ターンブル首相が12月の日本訪問を計画しているもようだ。同首相は「中国寄り」との見方が出ているが、日本を先に訪問することで対日関係重視の姿勢を強調する狙いがあるものと見られる。10月20日付の保守系全国紙「オーストラリアン」が報じた。

 同紙のリック・ウォレス記者によると、連邦首相府は公式に認めていないものの、首相は議会が閉会する12月3日からクリスマスまでの間で、訪日日程を調整しているという。実現すれば、首相は就任後初の日豪首脳会談を安倍晋三首相と行い、日本が受注を目指す豪海軍の次期潜水艦の開発のほか、日豪の安保協力や経済・投資の連携強化などについて議論する見通しだとしている。

 同首相は実業家時代に中国で企業設立に関わったり、長男の嫁が中国人であることなどから、日本では中国に近い人物との見方も浮上している。ただ、首相は就任直後に出演したテレビ番組で、中国が領有権を主張する南シナ海の環礁で滑走路などの建設を進めていることを批判し、同盟国の米国などと連携して中国の海洋進出の動きをけん制する姿勢を明確にした。

 同首相は16日から初の外遊先としてニュージーランドを訪問した。オーストラリアとの経済的結び付きが強い主な大国のうち日本への訪問が最初に実現すれば、トニー・アボット前首相に続いて日本との関係を重視するとのシグナルを送ることになる。2007年に首相に就任した前労働党政権のケビン・ラッド氏は、最初の外遊先から日本を外し、先に中国を訪問したことから「親中派」とのレッテルを貼られた経緯がある。


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