「役員は高額報酬の資格なし。ペイ・カットだ」

テルストラ株主、年次総会で怒りぶちまける

 シドニーのヒルトン・ホテルで開かれたテルストラの年次総会は、投資家の怒りが高まっており、ジョン・マレン会長は、役員の高額報酬や営業戦略全般にわたって弁明に大わらわという状況になった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 同社の発行株数は国内最大で一般株主が140万人を数え、その多くは同社の配当金に頼っているが、その配当金も徐々に減っている。

 株主の不満は、それに留まらず、NBN敷設工事やサービスにも及んでいる。また、若手のいない役員会、役員の特典などの他、ひっきりない海外からの勧誘電話をテルストラ社が防止できないことなど様々だった。

 また、同社の経営陣に不満はなくても、役員報酬報告に対しては株主の3分の2近くが反対票を投じており、ある一般株主は、「年次報告書を見たが、役員の報酬がものすごい。テルストラだけじゃない。多くの会社が同じだ。どこでも役員は膨大な金を得ている。少しくらい報酬カットしても問題ないんじゃないか」と語っている。

 また、全国ブロードバンド・ネットワーク(NBN)に関して懸念もある。同じ一般株主は、「一旦ひどくなってから良くなるのかと思うが、NBNが株価に大きな影響があると思う。今後どうなるのかさっぱり分からないが我慢するしかない。大量の株があるのだから、なんとか乗り切るしかない」と語っている。

 また、ファミリー・トラストで10万株を所有しているという若い投資家は、テルストラ社の実績にがっかりしており、「今年は配当金が30%も落ちた。この11年間で最低の水準だ。しかもアナリストはさらに下がるだろうと予測している。配当金を引き上げられるめどはあるのか?」と語っている。

 マレン会長は、「株主が配当増額を望むのは分かる。しかし、会社としては財政的に責任のある配当額を決めなければならない」と語った。
■ソース
‘They deserve a pay cut’: Telstra shareholders vent fury at company

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