ニューカッスル北方でフラッキング青信号

AGL向こう6年間のライセンス再更新

 8月6日、NSW州中北部海岸地域でエネルギー企業AGLがNSW州政府から石油探査ライセンスを6年間延長された。そのため、地元住民、農民らが反対している炭層ガス(CSG)のフラッキングが始まる可能性が高まってきた。

 2011年、都市富裕階層を地盤とする自由党と農村部を地盤とする国民党の保守連合がNSW州政権に就いて以来、州政権がフラッキングを認可するのは今回が初めてで、アンソニー・ロバーツ資源エネルギー大臣は同日発表の声明で、「今回の探査ライセンス更新は、炭層ガス局(OCSG)のアセスメントに基づいている。OCSGでは、AGLが法規遵守、環境問題、安全、財政・技術的能力、地域社会との協議などで非常に優秀であることから、ライセンス更新が妥当との答申を出した」と述べている。

 ライセンスの条件として、AGLは以前のライセンスで探査鉱区として認められていた地域を25%手放すことになっており、現在ウォキボリー・パイロット・プロジェクトと名付けられている4本の試掘井戸についてはフラッキングを進めることが認められた。

 これに対して、緑の党の鉱山・CSGスポークスマン、ジェレミー・バッキンガム氏は、「フラッキングは、現政府がシドニー首都圏で禁止した採掘法なのに、グロスターでは民家から何百メートルかのところで実施することになる。地元民は必ずやこの動きに反対する。グロスター住民とも話した。住民はいきり立っている。住民が現場封鎖することは確実だ。ベアード州政権が巨大CSG企業に手なずけられていることを示すものだ」と反発している。

 また、反CSGグループ、「ロック・ザ・ゲート連合」のフィル・レアード氏は、「QLD州のタラで何が起きた? CSG企業が周辺の住宅をすべて買収しなければならなくなったではないか。フラッキングと地域住民が共存できないことを示す事件だ」と語っている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-06/gloucester-agl/5653318

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