IMF、オーストラリア経済成長見通しを引き下げる

地下資源輸出と住宅投資の低調に

 国際通貨基金(IMF)は、2017年始めのサイクロン・デビーの被害で地下資源輸出が下がっており、また住宅投資も伸び悩んでいることから、オーストラリア経済成長見通しを引き下げた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 主な内容として、2017年のオーストラリア経済成長見通しが3%から2.2%に引き下げられた。その原因として、2017年初めのサイクロン・デビーの被害で石炭生産輸出が阻害され、また住宅建設にも悪天候の影響が出たことなどでGDPに大きく影響したことが挙げられている。来年は成長率も2.9%程度まで伸びるとの予測だが、インフラストラクチャへの投資がさらに要求されている。10月11日に発表されたIMFの最新の世界経済見通しは、オーストラリアの経済成長率を半年前の3%から2.2%に大きく引き下げている。

 2018年の成長率は今年よりは伸びて2.9%と予測されているが、これも当初は3%だった。

 IMFの年次総会に出席のためにワシントンを訪れているスコット・モリソン財相は、「自分は政府の予算見通しを堅持するつもりだが、IMFの経済見通しも考えに入れる。もちろん、期中経済見通しの時期には必要に応じて改定や見直しもするのは当然ながら、その時はその時だ」と語っている。

 また、IMFの成長見通し引き下げを否定はしなかったが、商況は堅調だとするNABの最新のビジネス調査など、期待できる経済データを指摘している。

 さらに、「予算発表で語った明るい見通しについてはこのデータにも現れており、また2016年には325,000人が新しく雇用された」と語っている。
■ソース
Australian economy downgraded by IMF

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る