2017年ボールド・アーチー賞応募作品展始まる

今年はポーリン・ハンソンの当たり年、1コーナーまるまる

 19世紀のシドニーのブレッティン誌編集者をしていたジャーナリスト、J.F.アーチボルドの名をつけた肖像画コンテストに対して、カリカチュアを守備範囲とする肖像画コンテストは、ボールド・アーチー(禿頭のアーチー)と名付けられており、作品も風刺を込めた作風が多い。今年も出品応募作品が出そろい、NSW州各地で展覧会が開かれることになっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 今年の肖像モデルは、2016年7月の連邦総選挙で大きく得票率と議席を伸ばしたワン・ネーション党党首のポーリン・ハンソンが群を抜いて多く最終選考まで残っており、最終選考作品を展示しているワトソン・アート・ギャラリーでは、コーナー一つをまるまるハンソン肖像画に宛てなければならなくなった。

 ボールド・アーチー賞は今年で23年めを迎えたが、ハンソン氏は1995年に連邦総選挙のQLD州イプスイッチ選挙区候補として現れて以来、毎年のように肖像画のモデルに選ばれている。それでも、毎年話題になった人が画家のインスピレーションをかき立て、無断でモデルにされる。ただし、ご本家のアーチボルド賞とは違って風刺肖像画を専門とする賞だけに、モデルに選ばれて喜ぶ人は少ない。

 ボールド・アーチー賞を設立したピーター・ベイティー氏は、「出展作を開梱するのはクリスマスのプレゼントを開くようなものだ」と語っており、プロでもアマチュアでも出品できるが、モデルには条件があり、エンターテイナー、スポーツ選手、政治家などが人気があり、特に政治家は絵心をかき立てる顔や物議をかもした政治家、有権者から嫌われるようなことをした政治家などが選ばれやすい。

 今後、グンダガイ、デニリキン、コフス・ハーバー、ブリスベン、スワンプール、カラワ、ジーロン、テモラなどを巡回し、年末には賞金1万ドルの行方が決まる。
■ソース
Bald Archy Prize: Pauline Hanson dominates entries in art show poking fun at Australians

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