父親、野宿者と間違えられ、娘取られる

福祉機関から裁判命令で取り戻す

 娘(6)と一緒にシドニーに来ていて、警察に野宿者と間違えられたメルボルンの父親が当局の指示で娘を福祉機関に取られたが、11日後に児童裁判所で福祉機関の収容申請が退けられ、娘は父親の許に返されるという事件があった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州児童裁判所は、Family and Community Services (FACS) の起こした児童収容手続き申請を退け、一件そのものを却下した。11日間緊急ケアに引き取られていた女児は2月3日午後に父親と再会した。

 女児は、「とてもうれしい。パーティのような気分。シドニーも好きだけれど早く友達のいるメルボルンに帰りたい。休みは楽しかったけれど、お父さんと一緒でなければ。だって私を取り返してくれたんだもの」と語っている。

 父親も、「娘は大丈夫なようだ。この通り、力強く、美しい娘に育ててきた。もっと一緒に休暇を過ごし、何か月か、1年もすればすっかり忘れることができると思う」と語っている。一方、FACSは、「なぜ立件しようとしたのか?」という質問には答えず、「法的規制がある」とのみ語っている。

 父親の証言によると、2人はブロンテ・ビーチに停めた車の中で寝ていたところ、警察官が2人を野宿者と断定した。父親は、「QLDとNSWで休みを過ごした後、メルボルンに戻る途中、ブロンテ・ビーチに3晩車を停めて寝ていただけ」と語り、「過去に野宿者だったことがあるが、メルボルンに移ってからすっかり生活を変えた。警察に職質された時には、車で生活しているのではないかといわれた。車はゴミだらけで臭かったから、そう思われたのだろう。娘を警察に連れて行かれ、社会福祉局に連絡された」と語っている。

 その後、父親がABC放送に連絡し、「FACSはメルボルンの自分のフラットメートや娘の学校の校長に連絡して私達が野宿者でないことを確認しようともしなかった」と訴えた。また、「社会福祉局の仕事は理解しているが、今回はやり過ぎだ。個々のケースを見なければならないはず。私達は親子の絆を強めるために旅行してきたのに」と語っている。
■ソース
Daughter ‘so happy’ after Melbourne father wrongly considered homeless wins back custody

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