TAS州の一部、大気汚染が悪化

火災防止の山焼きで大都市より劣悪

 オーストラリアのぜんそく財団が、過去数日のホバート地域の大気汚染が悪化しているとして警報を出しているが、こんどは北部のダーウエント・バレーでも過去2日間の大気汚染が健康に有害との警告が出ている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 TAS州のダーウエント・バレー地域では当局がブッシュファイア予防のため、涼しく湿度の高い時期を選んで下生えや枯れ草など燃料になる可燃物を焼き払う山焼きを進めており、その煙がダーウエント・バレーに停滞したもの。World Air Quality Indexのデータは、大気中のPM10とPM2.5という2種類のサイズの微粒子の量を測定している。PM2.5がもっとも呼吸器官に悪影響があるとされている。

 過去48時間で、ホバート付近のニュー・ノーフォークでは、大気質がインドや中国の工業地帯と同じ汚染度になっている。また、ホバートのPM2.5は、ニューヨーク、ロンドン、パリよりも高くなっている。ただし、ロンセストンの測定値は州南部よりもやや低いが、メルボルンよりは高い数値になっている。

 気象庁(BoM)のレイチェル・マキナーニー予報官は、「穏やかな状態が続いているため、微粒子が大気中に溜まっている。この何日間か、タスマン海に高気圧が居座っているため、北西の風が吹き、雨もほとんど降っていない」と語っている。

 さらに、「今日は雨が予想され、空気が少しはきれいになるが、短期間のことでしかない。その後は再び穏やかな状態になる」としている。

 TAS州全土100箇所で山焼きが計画されており、ぜんそく患者には厳しい条件になっている。
■ソース
Global air quality tracker shows parts of Tasmania worse than big cities

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