難民希望者、尿まみれの房に監禁

ナウルで、「姉妹に会わせて」と頼んだ後

 収容者に対する人権侵害問題が次々と明るみに出る豪領外難民収容センターでまた不祥事の疑いが持ち上がっている。ナウルで、「自殺未遂の姉妹(sister)に会わせて欲しい」と頼んだ男性収容者(20)が尿で汚れた房に監禁されたという事件が浮かび上がっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 イラン人難民希望者がナウル警察に虐待されたとして、国連人権機関に訴え出たもので、この難民希望者が、ABC放送ジャーナリストと国連人権高等弁務官事務所職員に、「姉妹に面会しようとしたところ逮捕され何の起訴もないまま拘禁された」と語った。

 姉妹は、5月にナウルで強姦され、以来、2度にわたって自殺を図った。その事件後、女性は重体のままブリスベンに移され、兄弟(brother)と母親はナウルに残されている。男性は、逮捕された当日、母親と医薬のできあがりを待っていたが、そこで姉妹の叫び声を聞いた。「彼女に異変が起きたことは確かだから走った。ところが収容所のオーストラリア人警備員に腕をねじられ、床に押しつけられた。その直後にナウル警察官が到着し、連れ去られた」と証言している。さらに男性は、「警備員達が房に尿をまき散らし、そこに押し込められた。Tシャツで床を拭き、乾かした。」と語っている。また、「自殺を図った姉妹に会わせてくれと言っただけで、何の犯罪も犯していない。これまで、報復が怖くてこの事件について話したことがなかった」と語っている。

 ナウルの当局はこの男性の証言内容を否定しているが、緑の党のセーラ・ハンソン=ヤング議員は、「男性の主張に幾分かでも真実があれば、移民相が直ちに事実究明に動かなければならない。ナウルの収容センター警備を請け負っているトランスフィールド・サービシーズやウイルソン・セキュリティが自分たちで調査するというのはまったく適切ではない。彼らに調査を任していれば何にも起きないだろう」と語っている。また、移民省は、「収容者には何か問題があれば自由に報告することという取り決めがなされている」と語るにとどまっている。
■ソース
Nauru asylum seeker ‘locked in urine-soaked cell’ after begging to see sister in wake of suicide attempt

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る