キャンプ場でウォンバット10頭殺される

酔っ払いが車でひき殺したとの証言も

 9月19日、NSW州南部高原地域のキャンプ場で10頭のウォンバットが車にひき殺されているのをレンジャーが発見した。そのうち4頭は袋に子供を抱えていた。警察では犯罪捜査を始めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 事件が起きたのはカンガルー・バレーのベンディーラ・キャンプ場で、4頭の母親のうち、1頭の袋に入っていた子供だけが生き延びており、ワイルドライフ・レスキューは、「ラッキー」と名付け、18か月になるまで育ててから野生に戻すと語っている。

 19日に駆けつけた警察官が8頭の死骸を発見し、20日にもさらに2頭の死骸を発見した。スーザン・シャーマン=ホートン警部は、「最初に見つけた8頭のうち4頭が子供を持つ母親と判断されたのでワイルドライフ・レスキューのボランティアの協力でおなかに子供がいないか調べた。しかし、見つけたのは1頭だけだった。キャンプ場周辺には他の動物もおり、死骸がその動物たちに荒らされているため、子供はもう見つからないかも知れない。

 複数の目撃者は、「一晩中、白の4WDが走り回っていたが、ウォンバットがはね殺されているのには気づかなかった」と証言している。8頭は50mから200mくらいの間隔で1キロ平方ほどの土地にちらばっていた。また、おそらく18日午後9時30分頃から19日午前8時30分までの間に車にひき殺されたものと見られる。シャーマン=ホートン警部は、「ウォンバットをひき殺した車もかなり破損しているのではないか。ウォンバットはボーリングのボールのような形で、かなり力もあり、体も堅く、重い。ぶつかれば車の方が破損する。この事件は、単なる事故ではなく、誰かが故意にウォンバットを殺そうと考えて次々と跳ねたと考えられ、動物虐待だ」と語っている。

 また、ワイルドライフ・レスキューのボランティアも、車で走り回ってウォンバットを見つけてひき殺すなどということをする人間がいることが信じられない。走行中の事故でウォンバットをはねて死なせるだけでも十分悪いことなのに、意図的に道路を離れて次々とひき殺すというのはあまりにも残酷だ」と語っている。

 警察では犯人逮捕につながる目撃者の通報を呼びかけている。
■ソース
Ten wombats, including four feeding mothers, deliberately run over at Kangaroo Valley camping ground, NSW Police say

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