晴れれば旱魃、降れば洪水

干上がっていたQLD州に恵みの大雨

 カーペンタリア湾をかすめた熱帯性低気圧がQLD州の広い地域に大雨をもたらし、住民は局地的洪水の危険を承知でこの豪雨を歓迎している。

 気象庁(BoM)では、この熱帯性低気圧がサイクロンに成長することはなく、今後はカーペンタリア湾縁をQLD州北部準州境に向けて移動すると予想しており、また、12月30日までは毎日100mmの降水量でカーペンタリア湾に注ぎ込む河川集水域では洪水警報が出されている。

 BoMのミシェル・ベリー・スポークスマンは、「熱帯性低気圧は豪雨をもたらしているが、降水量がもっとも大きいのはQLD州西北部の湾周辺部の見込み」と語っている。

 また、QLD州熱帯地域と中部地域にも豪雨が予想されており、タウンズビルとケアンズの間の地域では24時間に250mmの降水量が予想されている。

 このような気象予報のため、警察や緊急救援局、救援ヘリコプターがすでに湾岸地域や内陸のマウント・アイザなどに待機しており、リスク評価や市民の洪水に備える活動を支援している。

 一方、マウント・アイザのトニー・マグラディ市長は、「この豪雨が州北西部の旱魃を緩和してくれることと思う。市民は過去4年で最大の雨が来るという予報に沸き立っている。これまでも大雨が降ることはあったが、まだまだ足りない。昨朝、車を走らせて市内の橋を通ったが結構な水量で速く流れていた」と期待を語っている。

 しかし、地域災害対策統括本部では、「地域の河川は水量を増しており、道の高さに達しているところもあるとの報告が入っている。頭が痛いのは旅行者だ。地元民は洪水にどうすればいいかよく承知している。しかし、旅行者はナブマンあたりを信じ切ってその指示通りに走り、警報標識など無視するが、気がつけば洪水に囲まれていたということがよくある」と語っている
■ソース
Drought-ravaged north-west Queensland braces for welcome drenching

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