「難民政策で人権理事会入り困難も」

トリッグズ人権擁護委員が政府批判

 ジョン・ハワード元連邦首相時代から、人権、難民問題でオーストラリアは国際連合とは異なる立場を取ってきた。現在、国連安全保障理事会非常任理事国を務めているオーストラリアは、保守連合政府が国連人権理事会非常任理事国候補に名乗りを上げる意向を示しているが、オーストラリアのジリアン・トリッグズ人権擁護委員は、「オーストラリアは国際的な人権の基準に抵抗する傾向があり、国連人権理事会非常任理事国に選ばれるためにはマイナス要素になるだろう」と発言した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 トリッグズ教授がABC放送のインタビューを受けて、「政府は2018年から20年までの人権理事会非常任理事国に名乗りを上げているが、わが国の『国際法遵守度が下がって』おり、それがマイナスになるだろう。特に国連人権特別報告者がオーストラリアを批判していることが大きい。過去10年のオーストラリアの人権問題の記録を見ていればいい、わが国は国際法を遵守しない傾向が生まれており、また国際的な人権基準にも抵抗しがちだ。理事会でどれだけの支持票が得られるかが問題だ」と語っている。

 さらに、「わが国は全体的に見れば人権問題で比較的良好とも言えるが、難民希望者の扱いが大きな懸念事だ」と述べている。

 フランソワ・クレポウ国連特別報告者は9月27日から10月9日までオーストラリアを訪れる予定だったが、難民収容所などへの立ち入り調査問題でオーストラリア政府の協力が得られなかったとして訪問を取りやめている。
■ソース
Australia’s treatment of asylum seekers may damage UN Human Rights Council bid, Gillian Triggs says

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